解説 | ハングル:추캉스 ハングル発音:チュカンス 意味:秋夕連休に故郷を訪問する代わりに観光地やホテルで楽しむこと 解説: 秋夕(チュソク、旧盆)+バカンスという言葉。秋夕連休に故郷を訪問する代わりに観光地やホテルで楽しむこと。 大統領府の国民請願ホームページに掲載された投稿文だ。 「今回」という言葉がついてはいるものの、例年なら想像もつかない請願だ。 連休期間を家だけで過ごすことができず、外出を選択した人、そういう人たちの行動を止めてほしいという人たちが共存する社会だ。 秋夕連休に故郷の代わりに旅行に行く人たちの姿は実は昨日今日、表れたことではない。 数年前からチュカンスは韓国社会の祝日を過ごすトレンドとして定着している。 テレビニュースに映される旅行先のコンドミニアムやホテルで法事を行う姿も見慣れている。 「お母さん、今年の秋夕は行けなさそうです」 「親不孝者は来ます」 秋夕連休の故郷訪問は自制しようという防疫当局の呼びかけは受け入れられそうだが、「チュカンス」を防ぐのは難しそうだ。旅に出るために靴ひもを結ぶ人は、そもそも連休期間中の故郷訪問など考えもしなかったのではないかと思う。 済州(チェジュ)はチュカンス族のため非常事態になった。 ウォン・ヒリョル済州道知事は「なるべく済州には来ないように」とまで呼びかけている。 済州道は防疫守則の遵守を義務付ける特別行政措置を発動し、新型コロナウイルスを伝播した人に対しては告発はもちろん、求償権も請求するという断固たる立場を明らかにした。 |