解説 | ハングル:테스형 ハングル発音:テスヒョン 意味:ソクラテス 解説: 2020年8月にリリースされたナ・フナのアルバム『九つの物語』のタイトル曲で、秋夕(チュソク、旧盆)特集以降インターネット・ミームとして定着した。 「テスヒョン!」はナ・フナが亡くなった父を思いながら書いた曲だそうだ。父親という単語の代わりに、皆が知っている古代ギリシャの哲学者ソクラテスを召喚したそうだ。 あ!テスヒョン、この世はどうなってるんだ。なんでこんなに大変なんだ。 あ!テスヒョン、ソクラテスさん、愛はどうなってるんだ? 汝自身を知れと、 ぽんと吐き捨てた言葉を 僕が分かるはずがないよ、テスヒョン ナ・フナの特集番組が爆発的な人気を集めるにつれ「テスヒョン」は多くの人に語られるようになった。インタネットコミュニティでは「テスヒョンも知らないそうです」という字幕が書かれたキャプチャーが出回り、テスヒョンの代わりに誰かの名前を入れたXXヒョンに変形して広がっている。 「あ、XXヒョン、YYはどうなってるんだ?」 このように書けばいいだけなので汎用性がかなり高い。 時代の流れに合わせて報道するメディア各社も「テスヒョン」を使うのにためらいはない。 歌の一節自体が政治家やメディアに引用されることもある。 国政監査の席で野党議員は国土交通部長官の前で「不動産政策で国民は大変だ。テスヒョンの歌詞には国民を慰める心が込められているので、聞いて国民の心を読んでほしい」と言って歌を流した。マスクをつけた長官は笑顔で応えた。 与党議員も「テスヒョン」を引用した。 国立大学病院の国政監査に出席した与党議員は「ソクラテスと同じ時期に生きたもう一人のテスがいる。ヒポクラテスだ。ヒポクラテスの誓いを覚えているか?最も重要な部分は何だと思うか?」とし、医療陣の集団休診事態と医師国家試験の再受験要求を批判した。 |