解説 | ハングル:돈쭐 ハングル発音:トンチュル 意味:善行を行った企業の製品を購入し売上を上げてあげる 解説: 金 (돈、トン)+ 懲らしめる(혼쭐내다、ホンチュルネダ)の合成語。善行を行った企業の製品を購入し「金で懲らしめる」という意味。 トンチュル。 よくこのように使われる。トンチュルネダ(トンチュルする)、トンチュルヘソホンネジュジャ(トンチュルして叱ろう)。 「~~して叱ろう」という言葉は「コベクヘソホンネジュジャ(新造語辞典参照)」で、すでに人々が自然に使っている言葉だ。 その後「ホンネジュジャ(혼내주자)」、「ホンチュルネダ(懲らしめる)」という否定的な意味から抜け出し始めた。 2020年に入って登場した新造語「トンチュルネダ」に至っては完全に肯定的な意味に変わった。 ソウル市中浪区(チュンラング)のあるパスタ専門店は、店長が病院に勤めていた経歴を生かして新型コロナウイルスの医療ボランティアに行く際、お店を閉めた後、トンチュルで爆撃された。 約1か月間、医療ボランティアを行ってきたパスタ店の店長は、ソウルだけでなく地方から訪れた客を迎えるため1日300個以上のマカロンを作らなければならなかった。 ソウル麻浦区(マポグ)のパスタ専門店の店長は「欠食児童の給食カード」という言葉を聞き詳しい事情を知るために区役所を訪れ詳しい事情を知り欠食児童に対して「もう受け取らない」と無料宣言をした。その後、欠食児童の支援を希望する店舗が全国で600か所を超え、これらの店舗は「トンチュルをしに行く」リストに含まれた。 釜山(プサン)の「ミョンリュンジンサカルビ」も脆弱階層に肉を渡した後、トンチュルをしに来た顧客たちに悩まされた。 お金がただ良いわけでもない。 仁川(インチョン)にある小さなパスタ専門店「チムスンパスタ」はトンチュルをに来たお客さんに対応できず、営業を中断する事態に処した。注文量が殺到し自分の力量では手に負えなかったためだ。 チムスンパスタは「忘れられた頃に、また訪れる方がいい」と感想を残した。 本当にお金を出したくなる気持ちが自然とわくだろう。 |