解説 | ハングル:공부 못하면 기술 배워야지 ハングル発音:コンブモッタミョンキスルペウォヤジ 意味:勉強ができなければ技術を学ぶべきだ 解説: コンブモッタミョンキスルペウォヤジ(勉強ができなければ技術を学ぶべきだ)。 技術を蔑む韓国社会の断面を風刺するミーム。ずいぶん前の流行語だが数学講師チュ・イェジの溶接工に対する卑下発言で再度、注目された。 チュ・イェジは学生たちが難しく面白くない数学を教えながら、かなり有名になった講師だ。 今年の1月、YouTubeのライブ配信をしながら学生たちの質問に答える時間を持った。 ある学生が聞いた。 「カ型7等級=ナ型1等級?」(数学カ(가)型は文系の学生が、数学ナ(나)型は理系の学生が受ける試験) 心の中ではご本人もあきれたのか「今、暑くてうわごとを言っています」と付け加えた。 この発言で溶接工を卑下しているという波紋に巻き込まれた。そして「ウィーン!(징이잉~)」は技能工を無視するミームになった。 この発言でかなり前に流行した「コンブモッタミョンキスルペウォヤジ」も同時に浮上した。 「コンブモッタミョンキスルペウォヤジ」はSBSドラマ『カイスト』(1999~2000)から由来した流行語だ。 このドラマ1話に同じセリフが登場する。 バスに乗ったおばあさんに席を譲る忠清大(チュンチョンデ)の大学生 おばあさん:どこの学校に通ってるの? 大学生:忠清大学校です。 おばあさん:ああ、勉強頑張ったね、すごいわ。(横に立っていたミンジェに顔を向けながら)あなたは何をしているの?」 ミンジェ:学校に通ってます。 おばあさん:どこの学校? ミンジェ:カイストです。 おばあさん:どこ? ミンジェ:韓国科学技術院です。 おばあさん:そうね、勉強ができなければ技術を学ばないとね。じゃあ…技術…、一生懸命に学んで。 (ミンジェが慌て、遠くで座っていたジョンテは笑う) KAISTが、韓国の未来を担う人材たちが通う大学であるという事実を知らない村老の無知な発言ではあるが、一時KAISTが直面していた現実でもある。 最近は変わった。 「電話機科」と呼ばれる電子工学、化学工学、機械工学は卒業するやいなや企業にスカウトされて、それにつられて高校卒業生も人文系より工学部を好む傾向が生じた。 しかし、技能工に対する蔑視は依然として存在する。 裁判官、検事、弁護士、医師などのいわゆる「サ(사)」族とは、最初から比較対象にならないのが現実だ。 |