Q.江南駅通り魔殺人事件が他の事件と違う特別な理由がありますか?(3)

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A. ※この記事は「江南駅通り魔殺人事件が他の事件と違う特別な理由がありますか?(2)」の続きです。

Misogyny、Misandry。この難しい英語の単語を知っている韓国人がかなり増えました。江南駅通り魔殺人事件が英語教育をしっかりとしたわけです。

だからといって、職場からくたくたになって帰宅した会社員や平凡な主婦たちが知っている単語ではありません。この言葉が主に使われるのは、異性に対する露骨な嫌悪を露出するサイト、コミュニティです。

ただし、韓国に異性に対する嫌悪傾向を露骨に見せるコミュニティはそれほど多くありません。

女性嫌悪性向のコミュニティは「ソラネット」、「イルベ」、中古車のショッピングモールである「ポベドゥリム」、そして「DCインサイド」の国内野球ギャラリーと株式ギャラリーなどがあります。最も極端な女性嫌悪のコミュニティである「ソラネット」は4月、ソウル警察がサーバーが隠されていたオランダ警察と協力して閉鎖措置しました。

NATEパンの「男たちの話」も含まなくてはいけません。女性ユーザーが圧倒的に多いNATEパンに女性嫌悪コミュニティがあるという事実が驚きですが、最近になって女性嫌悪者と男性嫌悪者の戦場になってしまいました。

男性嫌悪の傾向を示すコミュニティは、2009年に開設されたDaumの女性専用カフェ「女性時代」と「メガ​​リア」、そして「メガリア」から分離独立した「ウーマド」(Womad、Woman + nomad)、成人オタク専用サイト「テピソ」、「イルガンワースト」などです。 「DCインサイド」の中では女性ユーザーの多いメイクアップのギャラリー、海外芸能ギャラリー、男性芸能人ギャラリー、人形ギャラリーなども男性嫌悪の傾向を見せています。

2007年にオープンした李明博前大統領のギャラリーは輸入牛肉波動以降、訪問者が急上昇しましたが、李明博前大統領の賛否両論が行われたのがミュニティ活性の原動力でした。ところが、MERSギャラリーに常駐していた男性嫌悪ユーザーが居所を李明博前大統領ギャラリーに大挙移動し、しばらく、男性嫌悪ギャラリーになっていました。

江南駅通り魔殺人事件が異性嫌悪サイトに注目を集めさせた理由は簡単です。通り魔殺人の被害者を追悼していた主体が「女性時代」と「ウーマド」であり、「イルベ」会員がピンクの象の着ぐるみを着て江南駅に登場したのですから、自然と目がいきます。

街で騒動を起こしたり、騒動の原因を提供した人が異性嫌悪の言葉が飛び交うコミュニティのメンバーたちなので、コミュニティは当然注目を集めます。江南駅の通り魔殺人事件は、少数の人々が共有していた意見、インターネット上で起きていた争いが、現実の世界に持ちこまれる起爆剤になりました。

江南駅で犠牲者を追悼した女性は、6月6日の祝日に再び集まろうと決意しています。

集まりを主導する女性は何を望んでいるのでしょうか。これまで、韓国で女性を卑下する目的で使用されてきた表現、例えばキムチ女、味噌女、キム女史、マムチュンなどの表現が、インターネット上から完全に追放されることでしょうか。このような言葉を書きながら、筆者も恥ずかしくなるほどに単語が多いことに驚きます。

行動に出た女性は、このような表現が出てくる背景、こんな言葉を躊躇せずに使う男性の認識、そのような認識のもとになった社会構造を変えることを望んでいます。彼女たちが最も注目する表現は「サミルハン」かもしれません。

「サミルハン」とは、タラの干物と女性は3日に一度は叩いてこそ言うことを聞くという意味の古来の俗語で、古い価値観を代弁しているものです。女性嫌悪コミュニティによく登場する表現ですが、女性は韓国社会の基底には、このような価値観が残っていると思っています。

江南駅通り魔殺人事件を女性嫌悪として見ない警察と主流メディアの見方もそのような価値観の反映だと感じているのです。次に、行動に出た女性たちが考えている「女性嫌悪による通り魔殺人から女性が安全になる道」とは何でしょうか。

彼女たちは断固として「平等な社会」と答えます。平等。本当にシンプルで正しい言葉です。しかし、平等への道は本当に遠く危険です。

「既に平等な世界ではないか? 軍隊に行かない女性のせいで、雇用も得られず苦労しているのに」という男性のこのような不満が、その道をさらに厳しくしています。一部の男性は平等を叫んで​​女性嫌悪を呼び起こす女性を「女性利己主義者」と診断します。まれに、江南駅で追悼集会を開いた女性のやや行き過ぎた行動のせいで、韓国のフェミニズムに否定的な世論が形成されているという否定的な見方もあります。

このような点から見ると、江南駅の事件によりくすぶり始めた韓国の異性嫌悪は、男性、または女性全体というよりは、自国の異性に限定されていると見るべきかもしれません。韓国の自国の異性に対する嫌悪の実像については、次回に話をします。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-06-03 00:00:00

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