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心停止患者発生時には「胸骨圧迫だけ」を実施

2015年 韓国型心肺蘇生術ガイドライン 

  • 突然、心停止患者が発生した際に専門知識のない一般人は口で空気を吹き込む人工呼吸よりも胸部を圧迫することがより望ましい。

    疾病管理本部と大韓心肺蘇生協会が3日、新たに打ち出した「2015年韓国型心肺蘇生術ガイドライン」によると、一般人が心停止患者を発見した際には人工呼吸の変わりに胸骨圧迫蘇生術だけを実施するように薦めている。これまでの心肺蘇生術指針では「胸部圧迫30回」と「人工呼吸2回」を繰り返すようにしていた。

    このように胸骨圧迫だけをするように薦める理由は、人工呼吸が私たちの感情と合わないだけでなく、一般人が正しく行うことが難しいためだ。また最近では胸骨圧迫だけをすることと人工呼吸を繰り返すことは患者蘇生率に差が出ないという研究結果も発表された。

    米国・ワシントン大学のGraham Nichol教授は「心肺蘇生術を行う際、持続的な胸部圧迫と人工呼吸を共に行っても予後は胸部圧迫だけをすることよりも良くなりはしない」という論文を「N Engl J Med」に発表した。一般人が心停止患者を発見し119番に通報すれば救急医療電話相談員は電話で心肺蘇生術を試みるように指導し、胸骨圧迫蘇生術をするように勧告せねばならない。

    強国圧迫は乳児4センチ、小児4~5センチ、成人は約5センチ(最大6センチ)の深さとするが、成人と小児は一分当たる100~120回を行うことが望ましい。韓国では一年間に急性心停止患者が3万人ほど発生する。しかし、この中で生命を助けられる比率は4.4%に過ぎない。
  • 毎日経済_キム・ギチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-03 22:07:27