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フォルクスワーゲン空席に輸入・国産車の割引競争過熱

    認証取り消し問題で今年の下半期、事実上は国内市場から退出したアウディ・フォルクスワーゲンの空席を狙う自動車会社どうしの競争が、猛暑に劣らず熱く盛り上がっている。

    自動車業界によると10日、代表的な国内外の各自動車メーカーが破格の割引販売に乗り出して顧客を集めている。アウディとフォルクスワーゲンの両ブランドが昨年8~12月に販売した量は2万9507台で、その量をそっくり奪えれば、個別消費税引き下げ終了後の「消費の絶壁」を克服できるという算法だ。

    ▶ 「A6代替車」競争が最も熾烈

    今月に入って輸入車企業がプロモーションに最も心血を注ぐ車はプレミアムセダンだ。プレミアムブランドの関係者は「今回販売停止になったアウディA6 45 TDIの顧客は多く、他のブランドに移っていると観測される」とし、「その市場を先取りするために、これまでになかった破格のプロモーションに乗り出す」と明らかにした。日産のプレミアムブランドであるインフィニティは今月、大型セダン「Q70」を購入する顧客を対象に最大900万ウォンまで割引を提供する。 Q70が属するEセグメントは、アウディA6、メルセデスベンツEクラス、BMW 5シリーズが競合する市場で、わが国の輸入車市場で最も激しい激戦地だ。 900万ウォンの割引はインフィニティの金融系列社を活用したときに限定し、これによって5760万ウォンの「3.7スタイル」モデルを4860万ウォンで購入できる。 BMWはEセグメント市場の最強者として通じる「5」シリーズに対し、700万ウォンの割引に乗り出す。5シリーズは今年の上半期に7319台が売れて輸入車市場のベストセラーとして登板しており、最近は各種プレミアムオプションを加えたプロエディションを発売していることから、実際には、割引がなくてもよく売れるモデルだ。

    それだけBMWがアウディA6 45 TDIの空席を自分のものにすることを大きな課題だと感じたわけだ。 6330万ウォンの520dを、BMWの割賦金融子会社を使う条件で700万ウォンを割引受けると5630万ウォンで購入できる。

    7年ぶりにEクラスのフルチェンジを発売したベンツは、相対的に余裕のある表情だ。江南のあるベンツディーラーは、「今すぐ予約しても数ヶ月待たなければならないモデルなので、プロモーションを別途に行う必要がない」と語る。その代わりに、ベンツは一ランク低いCクラスを700万ウォンまで割引販売する。 C250d 4maticモデルは通常の販売価格は6270万ウォンで、割引時は5570万ウォンまで落ちる。

    プレミアムセダンの割引合戦の原因を提供したアウディも、慌ただしく奔走する様子だ。認証取り消しされていないモデルの販売台数だけでも引き上げようという戦略だ。アウディは本社レベルで10日を起点に、車両割賦販売時の0%金利を適用することを決定した。 A6のうちで依然として販売の可能なA6 40 TDIは最大9%の割引が可能なうえ、もとは9%台だった金利が0%になることで、実際の割引幅ははるかに大きい。現在は7030万ウォンである該当のモデルに、9%の割引を適用すると6397万ウォンで購入可能だ。

    国産車ブランドもアウディ・フォルクスワーゲンの需要をつかみ取りに乗り出す。特にキア自動車は、輸入車に乗っている顧客が購入するとさらに割り引く「愛国マーケティング」を繰り広げる。キア自動車は今月、輸入車を所有する顧客が「K」シリーズ、「ニーロ」「スポーティジ」「ソレント」などに買い替えると追加割引を提供する。ヒュンダイ自動車は11月にフルモデルチェンジを控えた「グレンジャー」の仕様調整モデルに対して、ふつうの月よりも20万ウォン多い割引金額100万ウォンを提供する。

    韓国GMは「マリブ」の新型モデルには最大70万ウォン、古いモデルは最大400万ウォンまで割引し、マリブ熱風に火を付ける。

    ▶ インターネット販売業者も割引に参加

    一方、毎日経済新聞の分析の結果、最近関心が高まっているインターネットを通じた輸入車の購入は、車種によって高い安いがある。輸入車ディーラーと消費者をつなぐO2O(オン・オフライン連携)サービスであるカービィ(CARBY)の10日時点で、現金でインフィニティQ70 3.7スタイルは700万ウォン、BMW 520dは680万ウォン、アウディA6 40 TDIは808万ウォンに割引される。

    Q70の場合はむしろオフラインよりも高い。ある業界関係者は、「カービィの価格は販売台数の多いディーラーが提示するので、一般的なディーラーよりもプロモーションも大きくするのがふつうだが、価格が頻繁に変わって偏差が大きいため、じっくりと数日間見てみるのがいい」と語った。

    購入を希望する消費者はウェブサイトに入って、リアルタイムでの見積もりと、割賦金融の最低金利の相談まで受けることができる。このほか最近、ソーシャルコマースのティモンで700万ウォン相当の破格割引で話題になったジャガーXEは、オフラインで買う時も平均600万ウォンの割引が可能なことが確認された。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-08-10 19:57:28