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まず最初に海外で知られた韓国インディーズバンドたち

◆ City Life 第494号…STAR TAP ②/④ 



    先月、仁川ペンタポート・ロックフェスティバルのステージに立った海外のあるインディーズバンドは自分たちの曲に合わせて歌う韓国の音楽ファンの熱狂に涙を流したという。いかに音楽が万国共通の言語だといっても、はるか遠い異国の地にて他国ファンの歓呼を受けたとすれば、その感動の大きさは言葉にできないだろう。特に、膨大なギャラに全世界的な有名税をはせるスーパーミュージシャンとは違い、地面にヘディングする気分で海外の舞台に立つ、いわゆるインディーズバンドにはそんな経験はまさに驚異的ではないか。逆の場合もある。

    最近数年の間に海外フェスティバルのステージにも国内インディーズバンドの参加が増えている。まだ大部分は自発的な参加レベルであるが、正式招待されて参加する場合も少なくない。ともすれば国内よりも海外でまず先にその実力を認められるバンドたちだ。去る7月末と8月はじめ、続けて行われたアメリカ「Northwest PyschFest」(シアトル)と「Portland PyschFest」に参加したバンド「ジュリアドリーム」がその代表例だ。

    韓国の代表的サイケデリックバンドとして去る3月、一ヶ月間のアメリカ西部クラブツアー当時に該当フェスティバル関係者から正式招待を受けた彼らは、東洋では唯一の参加、ヘッドライナー級の待遇を受けた。開始から数年もたっていない新生フェスティバルではあるが、2箇所ともサイケデリック・ミュージックの本土らしく、実力あるバンドが多数参加したものと伝えられた。ジュリアンドリームは来る10月にカナダのバンクーバーにて開催されるバンクーバー・サイケデリックフェスティバルにも招待されている状態だ。

    まだ耳慣れない名前のイ・ユンチャンバンドもやはり海外でまず先に知られた国内インディーズバンドだ。名前は去る8月はじめ、ドイツで開かれた「EMERGENZA INTERNATIONAL FINAL」の舞台に上った。世界150都市にて予選を繰り広げる「EMERGENZA」は世界的なインディーズバンドフェスティバルで、イ・ユンチャンバンドは全世界からやってきた20チームと競演を繰り広げ、海外音楽評論家から「ファンタスティックなバンド」だという評価を受けた。

    これに先立って今年3月には国内の新鋭フィーチャーポップバンドのソリューションズがアメリカのテキサスにて開かれた「SXSW(South by Southwest)」に参加した。弘大シーンにてホットな人気を集めているチームであるが、海外音楽界の招待を受けたのは今年が初めて。今年8月にはロシアのウラジオストクにて開催されたV-ROXフェスティバルにはロックンロールラジオ(Rock 'N' Roll Radio)が参加した。去る6月にフランスのカンヌにて開催された世界最大の音楽マーケット「MIDEM2015」に参加したりもしたロックンロールラジオは今回のV-ROX舞台にて韓国ロックのイメージをしっかり植えつけたという評価を受けた。
  • Citylife第494号(15.09.08付) | 入力 2015-09-02 15:24:52