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SHINeeミンホ「ファンと親しくなった距離。もっと近くして守りたい気持ち大きくなった」

    グループSHINeeメンバーのミンホではなく、俳優チェ・ミンホに心を奪われた。新人俳優が持たねばならない情熱に溢れている。「加飾?」「良く見せようと?」といった印象もまったく感じられなかった。1問1答は好きではないほうだが、彼の答えがしっかりと伝わればという気持ちから、俳優チェ・ミンホのインタビューをそのまま掲載する。面白くないかもしれないが、十分に彼の魅力に嵌ることができるのではないだろうか。

    Q.『二人の男』のチンイル役は俳優チェ・ミンホのまったく違う姿を見ることができた。ファンたちの反応が一番気になるが。

    A. 驚いたファンの方々もいたようです。僕の新しい姿を見て喜んでくれるファンもいたようです。青少年観覧不可等級を受けて残念な部分もあります。実際に僕も「青少年観覧不可」等級を受けるとは思いませんでした。

    Q.レベルを下げてより多くの観客、SHINeeファンと出会うことが良いのではないか。

    A. 実際に要素要素が強い場面と台詞など調節して撮影したバージョンもあるんです。けれど映画の完成度のために考慮せねばならない部分でした。けれど僕はむしろこのレベルが好きです。僕はもっと強いもので行こうと言ったように思います。

    Q.ファンたちはそれでもミンホのふわっとしたものが好きだと思うが。

    A. やはりそうでしょうね。けれど映画を見た方々が、映画の中のチンイルが自分が好きな女性を守るために行動しているので共感し感動する部分もあったと聞きました。「あんな彼氏がいたらいい」という話もしたと思いますよ?(笑)実際に僕はこのシナリオを見ながらロマンスという感情よりも怒りと悲しみが多く見えました。けれどロマンスの部分も見えるというので嬉しかったです。人によって見る視覚が違うようです。

    『二人の男』は先月30日に公開し、2万5000人が観覧した。人生の底辺にいる二人の男が出会うこととなり、愛する人を守るためにすさまじい闘いを繰り広げる物語だ。マ・ドンソクが以前はうまくいっていたが借金までするようになるほど底辺の人生となったカラオケ悪徳オーナーのヒョンソク役を、チェ・ミンホは家出少年で友人たちと共に暮らす義理派カチュルペムリーダーのチンイル役を演じた。チェ・ミンホは家出青少年役のためにタバコを吸い始めて止めるなど、「しっかりと」演技に没頭した。

    Q.スコアは残念な地点にいるようだ。

    A. ドンソク兄さんと僕が二人の荒々しい雰囲気のポスターが犯罪物が好きではない方々にアピールができないようです。多様なジャンルが愛されはしないじゃないですか。公開から二日目で残念ではありますが、僕が願う別の部分もあります。イシュー化され、良い成績が出るものはブロックバスターである場合が多いようですが、僕もブロックバスターを好きですが、多様なジャンルの韓国映画がもう少し多様に上映されたらいいなという欲心があります。ヒットへの欲心もありますが、そんな映画もあったということを憶えてもらえればと思います。

    Q.釜山映画祭に招待されただけでも、認められたと言える。チェ・ミンホの演技を再び見たという人々が映画界に多い。中でも彼には初主演作でもある。それだけでも満足しそうだ。

    A. まず初主演作なので良い評価を受けて嬉しいです。釜山に行って来て驚きました。子供のときに漠然と夢見ていたことが叶ったのですから、「これはどんな感情だろう。初めて感じる感情だ」という思いました。僕がたくさんのレッドカーペットを踏みましたが、まったく違う感じでした。また僕が一段階成長したことも感じることができました。そしてまだ上映館で映画が終了したわけではないじゃないですか。「終わるまで終わりじゃない」という言葉が好きです。いつでも覆すことができるという考えを持っています。人生を行きながら、どうやって流れをもって来たかの闘いなんだと思います。演技もそうですし、舞台にあがるときもそうですし、運動をするときにも感じてきたものです。

    Q.映画愛が他ならないようだ。演技に対する考えも子供のときから確固としていたようだが。

    A. 実は若い頃から演技についてたくさん考えていました。演技をはじめてドラマで開始させ、数本に出演してみて、映画はどうかと気になり参加してみたかったんです。昨年から初めて映画に参加していますが、ドラマとは違うので少し驚きました。映画はある集合体というひとつの雰囲気があるんです。同じ演技でもトーンがとても違うことも感じました。「まだ僕の進む道は遠い」とも考えました。映画でのインタビューは初めてですが、僕を知らない映画記者さんもいらっしゃるんです。もっと活発に、頑張って仕事をしないとということをたくさん感じることになりました。



    Q.映画オーディションをたくさん受けたのか?『二人の男』もオーディションに参加したのか?

    A. 『二人の男』はオーディションという雰囲気よりもミーティングのイメージが強かったですね。その前にはカメラテストを受けたり、リーディングまでしましたが最後に駄目になった作品もありました。監督がアイドルという先入観があったのではないかと思います。またドラマで見せた演技が注目されればアイドルのタイトルがあっても包んでもらえたでしょうに、成績が良くなかったので負担を感じたのかもしれないと思います。傷ついたかって?傷つくというよりも個人的に残念だったという感じだと思います。絶対に恨みの感情はありません(笑)。けれど楽しかったです。その過程でたくさん考えました。その当時たくさん揺らいだのですが、「僕をしっかり固めないといけないんだな」と感じました。実際にリーディングまでしてひっくり返った作品のために「メンブン」でした。2013年だと思いますが、映画に参加すると思って4~5ヶ月スケジュールを抜いたのに「駄目だ」という話を聞いたため何も出来なかったんです。時間もたくさんありましたが旅行も行きたくなく、家でぼぉっとしていました。食事もしたくありませんでした。人々と会いながら自然と忘れ、時間が流れて大丈夫になりましたが、その時間に感謝しました。そのときがなければ無難に踏んできた芸能人の道をずっと進んでいたかもしれません。大幅な成長のチャンスもなかったでしょう。僕はいくつかの道を見て進んだように思っていましたが、そうでないことも分かりました。

    Q.しっかりと格好良い顔を見ることができず残念に思うファンもいたそうだが。

    A. きっと始まって10分だけまともな顔が出たと思います。けれど返って僕はそれが良かったと思います。違う姿が見慣れないけれど、いつしか僕も知らずに痣ができて殴られた顔に適応していました。メイク担当者に「ここをもう少し濃く描いてもいいですか?」と尋ねるほどでしたから(笑)

    Q.作品の中の人物はチェ・ミンホの姿とはまったく違うようだが、内在する別のものがあるようだ。

    A. もともと僕の性格ではない姿がスクリーンに出て僕も驚きました。新しく知ったこともあり、それでいて確実に知らなかったことを知っていくことが大変なことだと気づきました。知っていた姿がアップグレードされることも良いことですが、また新しい塊を探し出すことが新世界を発見する気分でした。もちろんまだとても弱い塊ですが、それをどうやって呼び出していくかという悩みが生じて良いと思います。

    Q.本人の新しい姿ではあるが、それに気づいてくれた監督が有難いだろう。

    A. 実は台本を初めて受け取ったときに本当にやりたいと言いました。けれど「これを僕がすればどんな風に出るだろう?」と気になったのが最初で、心配と憂慮が二番目でした。3番目に気になったことは「このシナリオがどうして僕に来たのか?回りまわって僕に来たのか?けれど監督が僕のイメージを知らないのか?」でした。実際僕には明るくきらきらした役割ばかりが入ってきていました。意外でした。監督に会ったのですが、あるグラビア写真で見た僕の姿にチンイルの姿が描かれたとおっしゃいました。別の人物はすべて描いたけれど、チンイルだけが描けなかったところ、そのグラビアからインスピレーションを受けたと仰り驚きました。僕が見たときには単にあどけない姿でしたが、違ったようです(笑)。映画撮影後に聞いたのですが、グラビア撮影のときに人々が僕が雰囲気が変わったと話したそうです。あどけない姿が消えたと。「僕に退廃美を感じたことはなかったが、できた」と。僕は同じようにしたつもりだったのに不思議です。

    Q.他のインタビューにてドラマ『花ざかりの君たちへ』などで披露した演技を後悔するようなニュアンスに話したが。

    A. 当時僕は最善を尽くして演技したと考えましたが、送られる視線が批判的なものが多く、それについて残念でした。それについて謙虚に受け入れねばならないという考えを話したものです。「そんな言葉を聞かないようにするには、どうすればいいか?」ということをとても悩みました。僕が今この場にいるまで、その過去が必要だったと思います。悪いことを言ってくださる人がいたのですが「その時には悪く言われたとしても、今は違う」ということを話したかったんです。「僕はよくやったのに、どうして理解してくれないんですか?」と話すことは虚勢に満ちた感じなので絶対にそうは話したくありませんでした。正直に謙虚に受容しないと。

    実際にはじめて演技をしたとき、主演ばかりでした。主演を演じて助演になってみると見えるものが違いました。視覚そのものがまったく違います。主演が助演を見つめ、助演が主演を見つめることが違うことを知っていなければいけなかった。下から少しずつ上っていく人が演技がうまいことが分かったんです。自分の分だけをしっかりやれば一人で駆け抜けてしまうこともあることに気づきました。最初から主演をしたことは運が良かったのですが、知ってから入れば良かったということを後になって学びました。演技について悩み、分かりやすく表現しないようにすることを、時間が過ぎてからたくさん知ることになりました。

    Q.今回は良い演技を披露したのだから、そんな役割ばかりが入ってきそうだ。

    A. そんな認識を破らねばならないことも宿題ですが、まずはそう見えれば良いなと思います。僕を認めてくださり、使ってくださるということじゃないですか。一歩一歩ステップを踏めば、ものすごく幸福だと思います。幸いにも今回ドラマ『花郎』に参加したのですが、明るく純粋で無知なキャラクターでした。考えず、言葉よりも体が先に出るキャラクターです。事前制作ドラマなので撮影はすべて終わりました。新しい姿をまた見ていただくことが出来ると思います。



    Q.演技を着々と行っている。SHINeeとしての活動のための歌、振付練習もして忙しいだろうに、演技も着々とできた秘訣は何か。

    A. 時間の限界と言うものがあるのは事実だと思います。作品にだけ集中できる方々と違い、僕は並行せねばならないじゃないですか。それだけ僕はもっと集中せねばならなかったと思います。僕の体力が強いほうではあります。それが得だとも思っています。けれど体力があることもありますが、僕は精神力の差だと言いたいです。どれだけその状況の中で集中せねばならないのか知っているということです。タイとな状況と現場がとても集中力を発揮させるんです。眠ることができなくても集中し、努力することは力がいります。人々は「そうしていたら死ぬぞ」と言いますが、むしろ僕はそういうことが好きです。緊張の糸を離さないでいるから可能なことです。

    Q.マ・ドンソクとの呼吸も気になる。

    A. プライベートな席で兄さんと会って親しくなりましたが、最初に会ったときには怖いイメージでしたが、それとは違い温かく繊細です。反転と言えるでしょう。ははは。気遣いもしてくださり、後輩を考える気持ち、包容力がすごいです。兄さんの体の数倍は大きいと思います。今回、現場でたくさん学びました。兄さんがアクションシーンのような場合には、ベテランなので流れをすべて知っているんです。数多くの作品を通じて多くのことを演じ、ものすごい経験があるじゃないですか。そんなことを言葉で理解できるようにしてくださいました。どこでも買うことはできないプレゼントをもらったようです。具体的に話してくれって?うーん、誰にでも教えてあげたりはしません(笑)

    Q.ジェクスキスやH.O.Tなど最近1世代アイドルが再びテレビに登場している。過去全盛期アイドルのカムバックを見つめる現在のアイドルはどんな思いか。

    A. 本当に格好良くすばらしいと思います。先輩方も素晴らしいですがファンの方たちもすごいと思います。義理じゃないですか。僕らのファンも僕らが舞台に立つ力を出させてくれる方々です。なかった力も作ってくれるのがファンの応援なんです。先輩方も大変で疲れると思いますが、ファンの方々が舞ってくれたから感動したんだと思います。その方々が活動する姿を見て、僕も長く活動したいと考えました。時間が過ぎて未来となったとき、ずっと記憶されるチームになりたいという気持ちが生まれました。僕らもできるという自信も生まれました。ファンの方々と親しくなった距離をもっと近くして守りたい気持ちが大きくなりました。絶対に破りたくありません。

    Q.もともとサッカー選手を夢見た。もしやアイドルデビューして後悔したことはないか。

    A. デビューして2年頃にはとても後悔しました。「今辞めようか」を毎日のように考えました。僕が本来自信溢れるキャラクターなのですが、才能をたくさん持つことができずにデビューしました。その状態なので歌やダンスをするときに自信がありませんでした。けれどやるべきことは舞台に立って見せねばならず、インタビューのときも話もできず、萎縮したりもしました。その時後悔しました。けれどそんな姿を応援してくださるファンも出来たんです。実際にメンバーたちに頼る部分がたくさんあったのですが、バラエティ番組など一人で出る場合ができてきて、そんな考えと気持ちを落とすようになりました。もちろん頑張ってやらないとという気持ちを持って努力したので解けたんです。準備をして努力したので自信も生まれました。今はその時に早くデビューしたことが一番大切で価値のある経験であり思い出だと思っています。きっとその時に戻って誰かが「デビューするか?」と聞いたら「もちろん。もっと早くしないと」と答えると思います。

    チェ・ミンホは自慢しなかった。本人を指して俳優や歌手を強調しないことも特記すべきところだった。インタビューが終わり、「肯定の気運を受けた」という言葉をかけた記者に「芸能人として人々に肯定と希望、明るいエネルギーを伝えたとすれば、それほど良いことはないと思っています」と話した。

    人生のマインドと哲学など、すべてが肯定的だ。確かにスキャンダルひとつもない。とても徹底し真っ直ぐだと言うが、「家では遅く起きて怒られ、ご飯を食べないと怒られるほかの人々と変わらない息子」だと答えた。早くまた演技者として次の作品で会いたい。
  • スタートゥデイ チン・ヒョンチョル記者 / 写真=MCMC | 入力 2016-12-02 16:33:35