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あふれる才能と熱い血、彼らの止められない変身

    「この男」と「映画」、もっともらしい組み合わせではない。カメオ程度の演技ならともかく演出とは。ところが、すでに二度目の映画演出だそうだ。広く知られてはいないが、2011年『悪口』という短編映画で監督デビューをしたコメディアンのパク・ソングァンの話だ。

    彼が最近、昨年2月に撮影を終えた新しい短編映画『悲しくなくて悲しい』の後半作業に拍車をかけており、6月にはマスコミ試写会まで行うと伝えられた。大ヒットした映画『7番房の奇跡』を書いたシナリオ作家のムン・ボンソプに脚本を任せ、最近徐々に売れ出してきている俳優ソンヒョンを主演にキャスティングしたのを見ると、ただの趣味として一度作ってみただけの映画ではないようだ。また、映画に参加しているスタッフが声を揃えて、彼の「情熱的なリーダーシップ」を賞賛しているのを見ると、期待以上の作品に出会うことができるかもしれない。

    「この男」と「本」もすぐに思い浮かぶ組み合わせではない。俳優ポン・テギュ。彼が最近『個別的自我』という平凡でないタイトルのエッセイ集を出版した。彼のイメージとフィルモグラフィーを思い浮かべるたび、くすりと出る笑顔すらも止めた彼の真剣な人生の記録だ。生活の苦痛が1度に迫ってきたとき、がむしゃらに文が書きたくなった彼がマグマのように、故人の父のエネルギーを片っ端から吐き出し書いた本だ。出版社の広報文によると、「普段読書により鍛えられた特別な感受性の筆力と深みのある思惟を感じることができる本」という別の姿の俳優ポン・テギュに会うことができる機会になりそうだ。

    ギャグや話ほどではない音楽も一見識あることだけは明らかなColtwoのチョン・チャンウはソロ歌手としてデビューをした。コメディアンの中で唯一、続けてアルバムを出し、また正式な音楽イベントを繰り広げているColtwoだがキム・テギュンと一緒ではなく、ソロで音源を出すのは珍しいとのこと。父母の日に合わせて発表された歌『父』はチョン・チャンウが自分の父親に捧げるもので歌詞まで直接書いたことが分かった。過去チョン・チャンウはある芸能番組に出て、彼の父が交通事故で植物人間になり、知能を失った状態から「餓死」で亡くなったという悲痛な家庭事情を告白したことがある。

    家庭の月を迎え、笑いの伝道師チョン・チャンウが聞かせてくれる感動的な思父曲を一度聞いてみるのも意味のあることではないだろうか。

    夏になると思い浮かぶグループ「COOL」のイ・ジェフンが新曲を発表した中、同じCOOLのメンバーだったキム・ソンスは演技者としてキャスティングされて話題になっている。最近までDJとして活動してきた彼は来る29日初放送されるKBS 1TVの連続ドラマ『ムクゲの花が咲きました』を通して再び演技者に変身する予定だ。すでにいくつかのドラマを通じてカメオ演技の真髄を見せてくれただけに、視聴者の反応は良い方だ。特に、彼は今回のドラマ出演を控えて、なんと12キロを減量するなど演技者への変身に命をかけているようだ。放送界でも歌手より演技が優れているという評価があり波乱万丈の人生の2幕が繰り広げられるのではないかと関心を集めている。
  • Citylife 第579号 | 入力 2017-05-21 08:59:24