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キム・ジャンフン、追悼舞台での悪態に非難拡大

    「ここまで来たら、見境なく行こうということでしょう」これは盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が就任直後の検事との会話中に発した言葉だ。どんな席でも守るべき最低限の礼儀がある。今その言葉が再び広く知れ渡っている理由は、偶然にも5月20日に行われた盧武鉉大統領の逝去8周期追慕文化祭の現場で歌手キム・ジャンフンによってもたらされた予想外の突発事態のためだ。この日、公演のために舞台に上がったキム・ジャンフンは、公演前に行われた警察とのトラブルを話していたときに悪口を露骨に吐き出し、1万5000人の観客をメンブンに陥れた。

    一言一句彼の説明を聞いてみると、会場の入口で駐車問題のために警察と「あきれた」摩擦を引き起こし、その過程で罵倒を浴びせるしかなかったという。しかし、舞台に上がって彼が話した一部始終はむしろ「公私、場の区別もできない愚か者」という非難につながるもととなった。

    事件の発端がどのようになろうと、彼が尊敬しているという人の追悼行事の舞台に上がり、多くの人々の前で「この上なく乱暴な個人の感情」をそのまま露わにしたため、現場の雰囲気がどうだったのかは容易に想像がつくだろう。事態は一瞬のうちに悪化した。現場にいた観客たちはもちろん、このような事実をニュースで見たネチズンたちの失望と怒りの波長は予想よりもはるかに大きかった。自身の感情ひとつコントロールができない歌手を連れてきたとイベント主催側に対する批判が相次ぎ、さらに彼の寄付活動と音楽性に対する議論にまで過度に拡大する様子を見せている。

    その夜キム・ジャンフンは、自身のSNSを通じて再び事態を詳細に説明して自分の不適切な行動を謝罪したが、非難世論は相変わらず続いている。ややもすると彼が行ってきた善行さえも根こそぎ非難されるかと心配しているファンたちの切ない心情も伝わってくるが、「歌手キム・ジャンフンの危機」を静めることができるかは疑問だ。
  • Citylife 第581号 | 入力 2017-06-04 04:20:08