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[アンケート] 大学生の大半が親に授業料を依存

  • 授業料は親が用意してくれる---57.4%
    学生ローンで調達---30.3%

    就職するのに特に役に立たない4年制大学の卒業証書は、必ず必要なのだろうか。

    大学の卒業証書に対する疑問の芽がどんどん育っている。

    大学卒業まで出すその高い授業料を、より有用に使うことはできないだろうか。授業料を大学に出すのならば、むしろそのお金で創業準備でもしようかという考えも浮かぶかも知れない。

    しかし大学生に学資金を他のところに使う選択の余地はほとんど無い。なぜだろうか。

    それは、まだ韓国の大学生は学費を親に依存しているからだ。親が許せばまだしも、自分の意思だけで決定することはできないだろう。

    市場調査専門企業のエムブレイントレンドモニターが20代の男女500人を対象に調査を行った結果、ほぼ絶対多数が大学の授業料を親に依存していることが分かった。

    この調査で大学の授業料は「両親が用意してくれる」という回答が57.4%(重複回答)で最も多く、親が用意したお金にアルバイトをして稼いだお金を足すという回答が43.2%で後に続いた。

    回答者10人のうち3人は学生ローンで授業料をカバーするということが分かったが、これは借金がある状態で社会生活を始めるしかない境遇であることを意味する。

    大学の授業料を用意する方法を見ると、家庭の事情や学生の個人能力に応じてばらつきが非常に激しいという点も確認できる。

    親の助けを全く受けずにアルバイトで学費をカバーするという回答も23.9%と少なくない割合を占めたが、これはソウルの名門大の学生に該当する事案に見える。

    親に完全に依存するという回答を家計の財政事情と比較してみると、家庭の事情が良い学生の割合が大幅に高くなる。

    自己評価の結果、上層は親に依存している割合が90.9%、中上層85.3%、中下層55.9%で全体平均と同水準だった。一方で下上層30.6%、下下層16.7%と親への依存度が格段に低下する。親に手を借りたくてもそれができない境遇なのだ。
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン | 入力 2017-07-30 08:30:00