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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国の高齢者が見せた醜態:ハワイ発の飛行機をリターンさせた70歳の男性
  • A.
    高齢者は恭敬するべき対象なので、このような文章はあまり書きたくありません。歳をとって、認知症にかかり、少し変わった行動をする高齢者もいますが、ほとんどの高齢者は膝に乗せた孫を愛おしそうに見つめて笑い、若い人には昔の良い経験を聞かせてくれます。

    すべての高齢者がこうであればよいのですが……。高齢者がとても多くなり、国全体が老いていく状況なので、年齢の高い人が中心をしっかりとつかんでおくべきです。中心とまでは言わなくとも、せめて高齢者のせいで国が亡びるという言葉を聞くほどになってしまっては困ります。ところが、時おり、そんな高齢者もいます。

    もしかして、ナッツ・リターン事件を覚えていますか。大韓航空の財閥3世の副社長がナッツの出し方が間違っていたからと、乗務員を叱り、離陸しようとしていた飛行機を止めた事件です。

    似たような事件が今年の3月にも起きました。今回は空中に浮かんでいる飛行機が出発した空港へと引き返すことになったので、本当にリターンしたということになります。ホノルル国際空港を出発して、日本の成田空港に向かっていたユナイテッド航空の飛行機だったのですが、この飛行機をホノルルに引き返すようにしたのが韓国の70代の高齢者でした。

    飛行機に搭乗したペさん(70歳)は、機内食を提供する時間に席に座らずに、後ろの方の座席に行き瞑想をしていました。乗務員が席にもどってほしいとお願いしたところ、乱動を起こしました。一緒に乗っていた妻も恥ずかしかったのか、夫を止めましたが、乗務員の味方になったと妻を突き飛ばしました。飛行機に搭乗していた米国の海兵隊員たちが両側からつかんで止めましたが、頭突きをして、かみつき、頑固に抵抗しました。軍人たちにもどうにもできないほどに騒動が大きくなると、機長が飛行機を引き返してしまったのがリターン事件の全貌です。

    老人はどうなったのかというと、機長が連絡をしていたからなのか、ホノルル空港にはすでにFBIが待機していました。身動きも取れずに逮捕されたのですが、もしかしたら自殺してしまうのではないかと、監視要員をつけて拘禁して、裁判を受けました。

    ペさんは韓国に送ってほしいと要求しましたが、治安判事は「そうなると、また飛行機に乗らなくてはいけない」と拒否しました。飛行機にまた乗れば、ヨガをするために、また乱動を起こすという意味です。それでも弁護士を上手く雇ったおかげで、1250ドルの保釈金を出して、再びハワイに来て裁判を受けると誓い、ようやく韓国に帰って来ることができました。ところで、なぜこの高齢者が飛行機でヨガをしていたのか気になりますか。

    普段から、怒りっぽい性格だったため、ハワイに旅行に行く少し前から憤怒調節のためにヨガを習い始めたんだそうです。