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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    よくあくびをするのも病気ですか?
  • A.
    おなら、げっぷ、咳と同じようにあくびも自然に出る生理現象です。
    恥ずかしかったり、照れくさかったり、戸惑う時もありますが「私、大丈夫かしら?」と悩む必要はありません。

    しかし、余りにも頻繁だと…。

    そうです。
    過猶不及(過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし)、昔の先賢が伝えた知恵は生理現象にもそのまま適用されます。

    あくびで共感能力を測定(?)することもできるのですが、あくびの主な機能は脳の温度を下げて目を覚ませることです。口を大きく開けて顔の形はおかしくなりますが、鼻の洞窟と呼ばれる副鼻腔を膨張させ、脳に酸素を十分に供給する役割をします。

    あまりに頻繁にあくびをするなら、脳がその分酸素を必要とするという意味に解釈することもできます。
    病気ではありませんが、どこかおかしいということを知らせる合図として捉えられるということです。

    真っ先に思い浮かぶのは睡眠不足。
    徹夜勤務をしても寝付けないなら、しきりにあくびが出るのは当然のことです。

    十分に眠ったのに、絶えずあくびが出たら?

    寝る時間は長いかもしれませんが、熟睡時間が短かったり、睡眠時無呼吸症候群だったりするかもしれません。

    寝て目が覚めると、さわやかな気分になるほどぐっすり寝たという証拠ですが、出勤途中でもあくびをし仕事途中でも自然と手が口に行くなら、体が信号を送っているというのが正しいです。

    疑われる症状を紹介するなら大まかにこうです。

    貧血、偏頭痛、心筋梗塞…。脳梗塞、甲状腺機能低下、狭心症…。

    後に行くほど病気がひどくなります。

    心筋梗塞と狭心症は脳とは直接関係がないと考えられますが、心臓や甲状腺に問題が生じても脳に送る酸素の量が十分でなく、あくびをよくするようになります。

    ですから、ぐっすり眠ったのにずっとあくびが出るなら病院に行った方がいいです。

    体が信号を送っているのに無視したら、体が反乱を起こすかもしれません。

    ちなみにあくびをしている間に何も聞こえなくなることがあるのですが、これは病気ではありません。
    あくびで管が最大限に拡張され、中耳腔に気圧の変化が起き、これに適応できない聴細胞が混乱するため、音が聞こえないのです。

    あくびを頻繁にすると、聴細胞もこれに適応し、あくびをしながらも隣の人が何と言っているのか聞き取れるようになるそうです。だからあくびをしてるから聞こえないだろうと悪口を言ってひどい目にあうかもしれません。

    あくびをしている途中げっぷが出るのは、病気でも病気の引き金でもないので心配しないでください。
    ただあくびを大きくして、あごの関節に力を入れると顎が脱臼する恐れがあるため、せっかく出てきたついでに勇猛な姿を見せるといって見栄を張るなということです。

    余談ですが、あくびをしていると自然に頭声を出せるようになる場合もあるそうです。
    反射的に開いた口蓋が上に上がるので、知らず知らずのうちに頭声の極意をマスターしてしまったのでしょう。