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多文化のお嫁さんの「実家の母」になりました

日本人・朝鮮族・ベトナム人の産後管理士3人 

    生まれたばかりの子どもと母親を1日中ケアした3人が集まった。韓国に嫁いで出産した外国人の嫁たちのための「多文化産後管理士」だ。50代の朝鮮族のソン・チュンファさんと日本人のカワノタミコさん、20代のベトナム新妻ラム・モンギエウさんに会った。彼女たちは恩平区多文化家族支援センターの「母親と新生児の健康管理士」養成課程の同期だ。

    「実家の母のような気持ちです。私たちは、先に韓国に嫁いできた先輩じゃないですか。日中は休む暇もなく大変ですが、赤ちゃんの顔を一度見ると、すべて忘れてしまいます。ほとんどが韓国についてよく知らないため、あれこれ教えてあげます」

    ソンさんのの言葉に、2人が相槌を打った。4歳の息子がいるモンギエウさんは、「姑が産後に丁寧に世話をしてくれたもですが、韓国の食べ物に慣れていない時だったので大変でした」とし、「ベトナム人の母親たちに故郷の食べ物を作ってあげて、故国の有名芸能人の話をしながらおしゃべりすれば、すぐに親しくなります」と話した。カワノさんは「さまざまな国籍の母親に会いますが、どうしても通じる部分の多い出身国の人の申請が多いです」とし、「最近では、日本文化が好きな韓国人の母親が私を指名して驚いたりもしました」と話した。

    ソンさんが言葉をつづけた。「昨年、受講生14人が70時間のコースをすべて学びましたが、不足だと思って、その次の日に追加実習を自ら要望しました。興趣があるからできることで、他の仕事であればこのようにできません。同期同士で会えば経験も共有して、お互いに働く方法も学びます。最近、双子を産んだ中国人の母親の世話をしてきたのですが、想像以上に大変でした。このようなノウハウも同期に教えます」

    3人は「多文化産後管理士」という職業に誇りを持っている。1988年に結婚して韓国に来たカワノさんは、日本語講師と通・翻訳など、様々な仕事をした。彼女は「10年通った会社を辞めて始めたが、体力が持つなら長くやりたい」と笑った。市民記者など、さまざまな活動をしているソンさんは、病院の食堂で調理員として長く働いた。彼女は「体を惜しまずに働いたその時の経験が今の母親たちにご飯を作ってあげるときにたくさん役立っている」とし「続けて教育を受けて、経験を積んで、本当の専門職になりたい」と抱負を明らかにした。モンギエウさんは、「幼い息子を保育園に預けるのが少し苦しいですが、夫が家事や育児を積極的にサポートしてくれながら応援してくれています」と話した。

    「外国から来た母親たちは知らないことが多くあります。夫がそのような部分を埋めることができるよう、保健所などで妊娠初期から夫に『お父さん教育』をして欲しいです」と3人は口をそろえた。

    インタビューが終わった後、3人の嫁はソルラル(旧正月)準備の話をしながら急いで立ち上がった。彼女たちが所属している結婚移住女性のための国別カスタム訪問産後サービスを提供するタヌリマムによると、産後管理士が新生児の世話やマッサージ、食事の準備など家事をしてあげて受け取る給与は2週間の勤務(10日、新生児1人基準)で64万ウォンだ。月の健康保険料の納付額に応じて、産後管理費用の一部の支給を受けることのできる保健福祉部支援事業とタヌリマム、京畿社会福祉共同募金会・GKL社会貢献財団の支援のおかげで、実際の結婚移住女性の母親が負担する費用はさらに少ない。
  • 毎日経済_シンチャンオク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-10 11:26:46