ハングル：크브스 / 스브스 / 마봉춘

ハングル発音：クブス / スブス / マ・ボンチュン

意味：韓国の地上波放送局、KBS、SBS、MBCの別称。크브스＝KBS。스브스＝SBS。마봉춘＝MBC。

解説：1947年にラジオ、1961年にテレビを開局した韓国放送公社KBS。KBSはKorea Broadcasting Systemの略だが、笑い話としてKorea Bang Song（韓国放送）、Koguryeo Bakjae Silla（高句麗、百済、新羅）と呼ぶ人もいる。

インターネット上で使われるKBSのニックネームは、ケッベルス（괴벨스）、ケベクス（개백수）、ケビエス（개비에스）、コボンスン（고봉순）、コボンチュン（고봉춘）、キムビソ（김비서）、ケベクス（캐백수）、ケビョンシン（캐병신）、Kボンブ（K본부） などだ。最近よく使われているのはケサ（케사、K社）だろう。コボンスンとコボンチュン、Kボンブを除けば、ほとんどが政権の手先だという卑下の意味がある。

地上波3社の中で最も高い満足度を誇るが、2008~2009年のキャンドルデモを意図的に隠蔽し、セウォル号沈没事故を縮小報道するなどの親政府性向で信頼が墜落した。

地上波3社の中で最も遅い1990年に発足したSBSのニックネームは、スブス（스브스）、シバンセ（시방새）、シンボンソン（신봉선）、サンビョンシン（상병신）、ソバンス（소방수）などだ。SM Best Supporterという声もある。

スブスは、SBSで公式に認めた別名で「スブスニュース」というインターネットニュースサービスもある。

SBSにスブスというあだ名がついた理由の1つは、発音しにくいという点もあるが、MBCは舌が短い人も無難に「エムビーシー」と言えるため、クブスやスブスのようなあだ名が付いていない。

MBCがマ・ボンチュンというあだ名を得たのには、アナウンサーのナ・ギョンウンの役割が大きい。韓国で1番人気のあるMCユ・ジェソクの夫人であるナ・ギョンウンは、『無限に挑戦』放送初期に出演者を相手にしたコメントを「社内放送です」という形で進行した。『無限に挑戦』に出演した独身男性6人が正体を明らかにするために苦労したが、「文化放送です。 MBC」と神秘主義を固守した。

メンバーらは、MBCを名前の略として仮定して工夫を重ね、コメディアンのイ・ユンソクらが頭を絞ってマ・ボンチュンと命名した。最近では、『無限に挑戦』でマ・ボンチュンを探すことは難しいが、草創期には話のネタが貧弱になるたびにマ・ボンチュンを引き出して使ったりしていた。ボンチュンサーカス、ボンチュン飯店。秋夕（チュソク）の茶礼用の膳には、最初から「マ氏家紋の嫁」が登場したりもした。