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韓国貿易協会の使節団が米国を訪問…半導体・医療が主力


来る6日から5日間のあいだ米国を訪問する韓国貿易協会は、使節団を半導体・医療・商社業界の代表などで構成して注目を集めている。

最近、米ドナルド・トランプ政府の保護貿易の障壁が厚くなるなかで、貿易協会が使節団の構成を情報通信(IT)・軽工業などの中小・中堅メーカーの通商環境の改善に焦点を当てた格好だ。

2日、財界によると今回の使節団にはエクシコン(EXICON)のチェ・ミョンギル会長、メタバイオメド(META BIOMED)のオ・ソクソン会長、エムスンのイ・ミンヂェ会長をはじめ、中堅企業の最高経営責任者(CEO)が大挙合流する。エクシコンは半導体の生産試験装置を生産する企業であり、メタバイオメドは年間売上げの95%を輸出で成す代表的な医療材料製品の輸出業者だ。

イ・ミンヂェ会長やキム・ホンデKCテクスコキョンヂン商社代表など、最も重要な商社とシンドンエネコムのキム・ユンシク会長(繊維・紡績原料)、テファのキム・ヂンミン社長(かつら)などの軽工業界のCEOも使節団に含まれた。

使節団は今月末の韓・米首脳会談を控えてトランプ政権発足後、初めて民間経済外交に始動をかけるという点から財界の関心を集めている。

業界の一部では、今月末の両国首脳会談の日程が迫っただけに、米国の民間経済外交の窓口と事前接触する貿易協会使節団は経済部門の「先発隊」の役割を果たすことになるだろうという分析が出ている。大企業の中ではすでに米国に進出している半導体・自動車メーカーが、現地で使節団と合流することが伝えられた。財界関係者は「サムスン電子、LG電子、現代自動車、韓国タイヤ、ポスコ大宇などの実務担当役員が使節団に参加する」とし、「韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉問題に対する憂慮が大きいために輸出主力企業も参加し、米国当局にこのような懸念を伝える」と述べた。

使節団は訪米期間中、米国通商当局・議会などの政界・財界人と、現地の代表的なシンクタンクであるヘリテージ財団のエドウィン・フュルナー会長などと会って韓・米FTAの効用性などを説得し、業種別に通商協力関係を模索する計画だ。
  • 毎日経済_キム・ヂョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-06-02 17:08:09




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