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テクノロジー > IT・科学 > ポケモンGOが何だって…「GPS操作アプリ」が横行
最近、ソーシャルネットワークサービス(SNS)とYou Tubeなどのオンラインで、「束草(ソクチョ)に行かずにポケモンを楽しむ方法」、「ソウルでマンハッタン中心を走り回りながらポケモンGOをする」などの動画再生数が数十万件に達しており、人気を集めている。このような情報は、全地球測位システム、いわゆる「GPS(Global Positioning System)」を操作してポケモンGOを実行する内容を盛り込んでいる。
インターネットで紹介されたように、記者のスマートフォンにGPS操作プログラムをダウンロードし、ポケモンGOを実行してみると、実際の米国・ニューヨークのマンハッタンの都心をはじめ、日本・東京の都心などが表示された。ソウルのど真ん中で、ニューヨークと東京で出没する各種希少ポケモンを「ゲット」することができた。
どうしてこのようなGPS操作が可能だろうか。専門家は、衛星からスマートフォンに転送されるGPS信号を操作するのではなく、スマートフォン内でGPSチップの位置情報がポケモンGOアプリに伝達される時に、この情報を操作するプログラムであることを見ている。世宗大学空間情報学科のぺ・テソク教授は、「スマートフォンでGPS情報を受信すると、3次元で現在位置が出るが、この情報をポケモンGOアプリに転送する過程で位置を操作するものとみられる」と説明した。
最近、ポケモンGO人気が高まり、国内の利用者が増えているが、韓国配信が延ばされながら、このようなGPS操作アプリを通じてゲームをする人が増えている。問題は、GPS操作が違法の疑いが大きいという点だ。ポケモンキャラクターの著作権を持つポケモンコリア側は、「GPSを操作してポケモンGOをできる環境を作ることは著作権の侵害だ」と明らかにした。
国内のある法律事務所の著作権専門の弁護士A氏も、「ゲームを作った企業と特別な協議なしにゲーム会社が規定した利用環境と異なる方法で使用する場合、著作権の侵害の疑いがあるように見える」とし、「一般的なユーザーに企業が個別に控訴する可能性は低いが、このような方法を促進したり商業目的で利用する場合、問題が発生する恐れがある」と警告した。
「ゲームを楽しもうとし、危険な状況に置かれる可能性がある」という声もある。スマートフォンを使用しているユーザーが行方不明になったり、救助が必要な状況が発生した時に、GPS操作された状態であれば、位置情報を利用して救助活動を行えない可能性があるという懸念だ。ソウル大学建設環境工学部のユ・ギユン教授は、「ポケモンGOを実行するために、GPS操作アプリを使用した時、ナビゲーションなどの他のアプリのプログラムと連動する際に、問題が発生する可能性があるだろう」と伝えた。