A. | 仮想インフルエンサーのロッジ 韓国の関税庁は全身人形のリアルドールの輸入を阻止するとして連日敗訴しながらも訴訟をやめません。弁護士費など訴訟費用まで輸入会社に支払いながらも通関を防ぐという訴訟を止めるつもりはないようです。 敗訴が明らかな訴訟を起こす理由は人間の尊厳です。もっと深く掘り下げていけばリアルドールに対する女性団体の反発を考慮した、そんな理由があるはずです。政府としては、これだけ努力しているという痕跡を見せようとしているのでしょう。 実は一部の女性たちはリアルドールに「ぞっとする」という反応を見せたりもします。人とそっくりの全身人形を自慰行為用に使うのもそうですが、俳優・歌手・アナウンサー、さらには片思いの異性のような人形なら自分が性的暴行を受けているという気もするでしょう。不快なのは女性だけでなく、やられる男性たちも同じでしょう。 サイバー歌手を紹介してほしいと言ってますが、なぜ突拍子もなくリアルドールの話をするのですかって? リアルドールがおぞましい妄想を誘発するとすれば、仮想人間のサイバー歌手たちは芸能人の生活を脅かすことができるからです。すでに現実に現れているところでもあります。 ロッジは土で作られて神の息吹を吹き込まれて生まれたのではなくデジタル3D技術の産物です。SIDUS STUDIO Xのペク・スンヨプ代表は「1年ほどのロッジプロジェクトを構想した後、6か月間の実際の作業を経てロッジを誕生させた」と明らかにしました。 仮想人間だという事実を知らないソウル江南(カンナム)のある整形外科で顔の整形を協賛したいという意思を明らかにしたこともあります。 もちろんロッジは丁重に断りました。 22歳という年齢で生まれた時からすでに20~30代の若者に好かれる身体サイズや顔、性格、すべてを備えているので十分満足しています。 ロッジは新韓ライフに続きファッション企業JILLSTUARTとホテル「Banyan Tree Club & Spa Seoul」のCMを2本撮り追加でシボレー・ボルトEUV(電気自動車)の2本の広告モデル契約を結んだほどラブコールを受けています。広告モデルのオファーが入ってきたところが100箇所を超えるそうです。 まず、人気に比べてモデルのギャラが安いという点が魅力ですね。SIDUS STUDIO Xは「今年、ロッジで稼いだ収益は10億ウォンほどだが、純粋なモデル料として受け取る金額は6か月間で1億ウォン程度だ」と言います。 校内暴力、飲酒運転、暴行、スキャンダルなど私生活のリスクがまったくないのもメリットでしょう。これに加えて時空間の制約も受けずに広告主が望む場合、痩せたり、太らせたり、体型修正もその場でできるので、申し分のないモデルではないでしょうか? ロッジは、イギリスの仮想モデル、シュドゥ(Shudu)と共にファッション雑誌のグラビア「Over The Limit」を撮りましたが、幸い飛行機にも乗らず2週間の検疫準備も必要なかったそうです。 ロッジは近いうちに声も聞かせてくれる予定です。22歳の若い女性の声はどれだけ魅力的なのか、すでに期待を持っている男性も多いといいます。 もしかしたらサイバー歌手として登場するかもしれません。何でもできる女性だからです。 |