A. | チェギチャギ 前述の他、韓国の民俗遊びとしてはカンガンスルレ、コンギノリ、サバンチギ、ユンノリ、チェギチャギ、チョチョガプキノリ、将棋、凧揚げ、トゥホなどがあります。 このうち凧揚げやトゥホ、チェギチャギなどは韓国固有の民俗遊びとは言えません。他の国でも行われていた遊びだからです。 でもチェギチャギは『イカゲーム』に出てきそうな遊びなので簡単に紹介しましょう。 チェギチャギ チェギチャギ選手? ただ遊びと思っていたチェギチャギが都民体育大会の種目だということを知らない人もかなり多いです。パク・グンは忠清北道(チュンチョンプクト)民体育大会に出場して準優勝したこともあるそうです。 非公式の最高記録は6,700回程度です。 レバノンに派兵された当時、チェギチャギ大会が開かれ「何が何でも勝たなければならない」という行政補給官の厳命で涙を流しながら練習して両足を使う秘法を体得したそうです。 *左足と右足を交互に蹴る方式を「オジチャジ」と言います。 チェギは下の写真のような形をした遊び道具です。 遊びのルールは簡単です。落とさずに足で蹴ればいいです。 いつから韓国でチェギチャギを楽しみ始めたかは不明です。記録が全くないからです。一説には中国から伝わったとも言われています。武術の実力を高めるために考案された遊びだそうです。 運動力が足りなかったり下半身が弱いと3~4回蹴るのも難しいです。 チェギチャギは主に個人戦で行われますが団体戦も可能です。2人が交互に蹴る方法ですが、昔はソウル鐘路(チョンノ)の商人が寒い冬に道端でこの遊びをしたことから「鐘路チェギ」と呼ばれています。 4人で四角の形に立ち順番に蹴ればいいです。 これをサバンチェギと呼びますが、チェギを蹴り間違えて次の順番の人に伝えられなかった人が負けてしまいます。変形して4人で蹴る回数で団体戦を行うこともできます。 |