A. | 都心から外れた尾根に建てたアパートはかなり多いです。 主に首都圏新都市のアパートです。 都心から遠く離れているので通勤時間が長くなりますが、家の値段が安い上に近くに軽く散歩する裏山まであるので、そんな苦労ぐらいは堪えることができます。 ところが、たまに問題が発生します。 コウモリの登場です。 新型コロナウイルスが韓国に上陸して1か月ほど経った今年2月16日、コウモリ1匹が京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)一山(イルサン)のオフィステルで寝ていたバンさんを起こしました。パサッという音に目覚めた彼が明かりをつけると、窓際のカーテンの上にぶら下がっている黒い物体が見えました。大きさは10センチ程度です。 捕まえようとすると隠れてしまい、その日の夜は寝そびれてしまいました。家の隅々を探しましたが黒い物体を見つけられませんでした。 その後、数日間は何事もなかったのですが、急に頭上へ飛んでいくコウモリを見つけました。 最初は大きな蛾や小鳥かと思いましたが、コウモリだと知って心配が深まりました。 新型コロナウイルスもコウモリから移ったというため、心配するのは当たり前です。 約1か月間、コウモリと不便な同居をしていた彼は、知人の助けで辛うじて二重窓の間にいたコウモリを追い出すことができました。しかし数日間、自分にウイルスが移り異常疾患にかかったのではないかという心配は続いたそうです。 コウモリ生態保全研究所は、このような心配は杞憂に過ぎないと安心させてくれました。 山の麓に大規模のマンション団地が建てられてから、コウモリが出没したという連絡をよく受ける方だと伝えたりもしました。 家を建てることで野生動物の生息地を破壊したので、コウモリが人間のそばへ飛んできたとも言えるでしょう。 地球環境を破壊したためコウモリが人獣共通感染症の媒介になることは可能ですが、たとえウイルスを保有していても近くにいるという事実だけで伝染の心配はないというのが専門家の共通した意見です。 だから家の中にコウモリが飛び込めば、小鳥一羽が入ったという気分で捕まえて外へ出せば十分だと思います。 コウモリをペットに飼う人もいます。 下の写真は自分の周辺を飛び回っていたコウモリを素手で捕まえた青年と学校に現れたコウモリをペットのように連れて遊んだ女子学生たちが撮った写真です。 家の中に入ってきたコウモリを捕まえようと電気を点けると、照明のせいで目が見えなくなったコウモリが飛んでくるか転がって大騒ぎになりますが、その隙にコウモリの体に付着した寄生虫が運ばれてくるかもしれません。 布団や服の上にコウモリが転がっていたら洗濯する方がいいでしょう。 |