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[円安と消費トレンド] 輸出の道がふさがったKフード…迫ってくる日本のお菓子

円安が変えた消費トレンド ② …マッコリ・ラーメン・キムチ10~30%急減 

  • [円安と消費トレンド] 輸出の道がふさがったKフード…迫ってくる日本のお菓子
  • < 急減する食品の日本輸出額 >

日本で一時期、「食品韓流」を引っ張っていたマッコリ、ラーメン、キムチ、ノリなどが円安の直撃弾にぐらついている。パプリカ、マグロ、ヒラメなど、日本輸出品目として人気だった農水産物は円安で輸出の道がふさがれ、輸出地域を多様化し大型マートなど国内流通先を増やすなど対策の準備に腐心している。しかし、マグロなど一部の食品は消費の階層が限定されており、市場の回復が簡単ではない状況だ。

7日、食品業界によると、農心ラーメンは今年に入って9月まで日本輸出の物量が昨年同期比で13%減った。日本は中国・アメリカに続き、農心ラーメンの3大輸出地域だ。日本の渋谷などで、辛ラーメン広報を強化しているが、円安の余波で大きな効果はないという。農心の関係者は「日本で売られているアメリカなどほかの国の食品に比べて、農心ラーメンは売上げの減少幅が少ない方」としながら、「円安が当分の間持続すると予想され、ほかの地域に輸出を拡大している」と説明した。

ラーメンのように、海外販路を多様化することができる食品は、それでも事情がいいほうだ。刺身用のマグロは状況がより深刻だ。思潮(サジョ)産業と東遠(トンウォン)産業など、国内の遠洋業界が、一年で漁獲する刺身用のマグロは4万で、このうち、半分を輸出している。輸出物量の98%以上を日本に輸出し、事実上「マグロ輸出=日本」と言っても過言ではない。サジョ産業の関係者は「国内に保管して円の価値が上昇した後に販売する法案も検討したが、食材料は長期保管が難しい」とし、「為替ヘッジ商品への加入なども考慮中だが、まだこれといった対策はない」と話した。

韓国農水産食品流通公社(aT)によると、今年に入って7月まで、マッコリ(-32.9%)、ラーメン(-28.3%)、マグロ(-11.6%)、キムチ(-12.4%)、ノリ(-10.2%)など、日本への輸出が大きく減った。5年前だけでも、日本は国内食品の海外輸出物量中32%を占めたが、今では25%まで落ちた。同じ期間、中国は11.8%から15%台に高くなり、このまま行くと国内の直品輸出1位の国家が中国に変わる可能性がある。

反面、日本産のお菓子は国内で好調だ。スイートビスケットとワッフル、ウエハースのような菓子は10月末まで輸入額が69万9000ドルと、2年前の一年間の輸入量(36万2000ドル)の二倍に達する。このため、レッドバケットなど、日本とタイなど海外菓子を輸入・販売する専門店が盛業中だ。

<続く>
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-07 15:36:22




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