解説 | ハングル:프래밀리 ハングル発音:プレミルリ 意味:家族のような友人 解説: Family+friendの合成語、家族のような友人。 朝鮮後期の実学者、燕巌(ヨンアム)パク・ジウォン(朴智元)は才能が多かった。11編の小説を書いて経世学、天文学、農業など関心を持つ分野もかなり多様だった。地方の県監(ヒョンガム)に任命され任地に行く間は慶祥監司(キョンサンカムサ)*に頼まれ4件の殺人事件を解決するなど探偵としての素質を見せた。 *現在で言えば慶尚北道(キョンサンプクト)知事 彼の人生を振り返ってみると朝鮮時代の普通の学者とは一線を画している点がひときわ目立つ。 そのうちの1つが自分が直接お惣菜を作って子どもたちに贈ったということだ。 パク・ジウォンが子どもほど大切にした人がいるが、それは友人だ。 家族同然のホン・デヨン(洪大容)に、「第2の私」とまで言っていた。 後日、官職に就いたが青年時代は科挙と距離を置いていた。いくつかの理由があったが、党派と家柄を優先する両班(ヤンバン、貴族階級)に幻滅を感じたことが主な原因だった。 両班の身分で官職に就いてないので人生が順調なはずがなかった。挙句の果てに友人にお金を貸してくれと頼むようになった。 パク・ジウォンの状況を察したホン・デヨンは牛2頭、農機具5種類、金200両、ノート20冊を送ったそうだ。家族より自分を大切にしていた友人の死を聞いたパク・ジウォンは彼とともに楽しんだ音楽を一切断ち切り楽器は他人にすべて与えてしまった。 「什器が壊れたら新しいものに取り替え、衣服が破れたら縫えばいい、妻を失えば新しい結婚をすればいいが、親友を失った悲しみはそうではない」 |