解説 | ハングル:호적메이트 ハングル発音:ホジョクメイトゥ 意味:戸籍に一緒に載っている兄弟姉妹を他人のように呼ぶ新造語 解説: ホジョクメイトゥ。 戸籍+friendの合成語。戸籍に一緒に載っている兄弟姉妹を他人のように呼ぶ新造語。 爲兄爲弟 何忍不和 事兄必恭 愛弟如友 一粒之穀 必分而食 一盃之飮 必分而飮 私其飮食 禽雖之類 私其衣服 夷狄之徒 「兄と弟になって、お互いに和やかになれないはずがない。兄には必ず礼儀正しく仕え、弟は友達のように愛しなければならない。一粒の穀物でも必ず分けて食べ、一杯の飲み物でも必ず分けて飲まなければならない。食べ物を分け合わなければ獣の群れと同じで、衣服を分けなければ野蛮人の群れと同じだ」 朝鮮時代、寺子屋で生活哲学を教えていた「四字小学」の兄弟編に載っていた文章だ。 文章の中で特に注目すべき部分がある。 弟を友達のように愛しなさいという「愛弟如友」の四文字だ。 お兄さんが弟を友達のように思ったら、弟もお兄さんに同じように接するだろう。 ホジョクメイトゥはすでに朝鮮時代から生活の規範として考えられてきたわけだ。 兄弟間の友愛が当たり前のように見えるが、実情は全然違う。 カインが弟のアベルを石で打ち殺したように、人類最初の殺人事件も兄弟の間で起きた。 弟が誰かに殴られたと言われたら怒り狂っていたが、遺産を得るための相続争いが起きると戦って勝たなければならない対象になってしまう。だから「兄弟は他人の始まり」ということわざも生まれたのだろう。 仲のいい兄弟は険しい人生の航路を一緒に歩く頼もしい友だが、仲が悪くなると一生の敵になる。 親のもう1人の子。 私の隣の部屋に住む人間。 好きになろうとしても好きになるところのない奴。 必要な時だけ家族。 こんなイメージで固まらなければ幸いだ。 兄弟が友愛を持って暮らすためには幼い頃から親の役割が重要だが残念ながら韓国の親は、そういうことをよく知らない。 「ケンカしながら仲良くなる」とか「またケンカしてるの?」と話すだけだ。 特に最近は男女の葛藤の影響のためか、男兄弟、女姉妹の間柄より兄妹間の不和が多いそうだ。 |