解説 | ハングル:쑥맥녀 ハングル発音:スクメクニョ 意味:쑥맥(豆と麦の区別もできないような愚かな人)+녀(女)。簡単に言えば、何も知らない女性。 しかし、最近では意味が若干変化し、恥ずかしがりやだったり、過度に純粋な女性(人)を意味する。 解説:よく「쑥맥」と言うが、これは誤った言葉で숙맥が正しい。 숙맥は漢字で菽麦と書く。豆と大麦という意味だ。豆と大麦は見た目が全然違うため、横目で見ても簡単に区別できるはずなのに、これさえ区別できなければ非常に愚かだ。 ここで菽麦不弁という故事成語ができた。紀元前6世紀、14歳の舟子が君王になって高官大敵から忠誠誓約を受ける聡明さを誇示した一方で、舟子の兄は大豆と大麦を区別できないほど愚かで、君王になれなかったという話が『春秋左氏伝』で伝わる。 菽麦不弁が菽麦になったが、これを愚か者と間違っている人が結構多い。 さらに、쑥맥を「よもぎ(쑥)と大麦を区別できない人」と意味を解釈する人もいるほどだ。 メディアまでが大きな文字で쑥맥녀とタイトルまで引っ張ってきているのでどうしたものか? 쑥맥녀があるなら쑥맥남(男 / スクメクナム)あるだろう。 쑥맥남と섹시녀(セクシー女)、または작업녀(ナンパ女)の出会い、작업남(ナンパ男)と쑥맥녀の縁は、ドラマの良い素材になる。 小説や演劇、そしてドラマで作られた『個人の趣向』は、完璧な男とスクメクニョのラブストーリーを描いている。 この作品でヒロインは生まれたときから何も知らないスクメクニョで、人の目線はもちろんセンスまで底辺だった。いつも誤解を招き、傷付き、そして騙されることは当然であるように彼女に訪れる。男たちは彼女を利用しては去ってしまう。 しかし、何も知らなくても、恥ずかしがり屋で簡単に近寄れなくても、真実1つだけがあれば、いつか本当の愛が訪れる。 世の中に暗くても、いつも騙されて生きていても、そしていつもの被害を受けても、スクメクという素性を捨てなければの話だ。最近、馬鹿が貴重な世界だから。貴重なものは価値があるものではないか。 |