解説 | ハングル:실검 ハングル発音:シルゴム 意味:실시간 검색어(実時間検索語 / リアルタイム検索語)を短くした言葉。実検。ポータルサイトでリアルタイムで検索量が急増したランキングを示すサービス。通常10位まで示すが、NAVERはニューストピックと独身女性の人気キーワードに分けて20語を示す。 解説:シルゴムの順位は、検索量が多いランキングではない。検索頻度が増えた順位だ。 特定の人物の検索が一日1万回ほど行われていた中、1万5000回に増え、他の人は一日平均15回程度で微々たるものだったが、1000回に増加したなら、後者がシルゴムに上がってくる可能性がはるかに高い。 シルゴムは検索量の比率を計算して順位を決めるためだ。 正確には、約15秒間に検索ウィンドウに入力される回数が最近10分間の検索数の平均値との差を勘案し、順位を選定する。 一般的に、ポータルサイトのメインページにシルゴムが表示される。 非常に不意にシルゴムに上がることもあるが、通常はなにか事件が生じたためにシルゴムに登場する。 当然のことながらシルゴムは、好奇心を誘発する。 好奇心にシルゴムキーワードを押す人で接続者はさらに増え、社会的イシューとして大きくなっていく。 広告効果も一緒に大きくなるはずだ。 そのためシルゴムを用いて書く記事も増える。良い素材を発掘して記事を書くのではなく、イシューを追って書く記事だ。シルゴムに上がったニュースに少し肉を付けたり、内容を軽くいじった記事を別名「검색어 기사(検索語記事)」と呼ぶ。 検索語記事の対象は、主に芸能人だ。歌手がシルゴム1位に上がる場合、この歌手が歌った新曲が検索語2位や3位を占める場合がしばしば見られるが、ほとんど「検索語記事」のために生じた現象として見ても構わない。 シルゴムは順位が操作可能なのか? 古くから韓国では、賄賂や外圧によってシルゴムが操作されたという陰謀論が提起されてきた。 アルバイトを雇ったり、自動プログラムを回し、検索回数を伸ばす操作方式は、摘発するのが簡単が、サイト内でシルゴムを操作すれば、ちょっとやそっとでは見つけ出すのは難しい。 実際に2016年12月30日、いきなり「猫のトイレ」がシルゴムに上がってきたが、特にイシューとなった記事やSNSの使用頻度が増えたこともなかった。そのため、一部では同時間帯にシルゴムに上がってきた「キム・グァンホン潜水士」という用語を下げるために登場したのが「猫のトイレ」ではないかと疑う。実際にシルゴム5位に上がった「キム・グァンホン潜水士」は、1分もせずに跡形もなく消えてしまったのだから。 ところでキム・グァンホン潜水士が誰かって? 沈没したセウォル号から子どもの遺体を引き揚げながら「さあお母さんももとに行こう」と涙を流した潜水士だった。無理するほど深海に複数回潜水しながら被った肉体的、精神的負傷を克服できず、2016年6月に他界してしまった。 |