解説 | ハングル:カメク(カゲメクチュ) ハングル発音:가맥(가게 맥주) 意味:カゲメクチュ(お店のビール)の略。飲み屋ではなくお店で売っているビールという意味。 解説:全羅北道全州で、1980年代にユニークな酒文化が生まれた。 昼間はお菓子や飲料、生活必需品などを売る店が、夜にはビール家に変身した。 飲み屋ではないので空間が狭くて窮屈だ。店の中にテーブルをいくつ並べることができるだろうか。 ただ1~2個が精々、店の前の空地が客が座ってビールジョッキを傾ける席だ。 つまみも同様だ。 干しスケトウダラ、甲イカ、卵焼き、マグロチヂミ、タッパル、お菓子など、その場で焼いたり調理することができるものが全てだ。 それでもビビンバで有名な地方なので、店ごとに代々伝わる秘法は1ずつは持っている。 甲イカや卵焼きをつけて食べる醤油はあまりにも独特の味で、誤って食べると寝ていても舌鼓を打つとして「麻薬ソース」と呼ばれることもある。 全州の酒文化がソウル、釜山など大都市に広がって行った。今はソウルでもカメクが有名なところが結構ある。 全州市はカメクの故郷としての名声を継続するために、2015年に第1回カメク祭りを開いた。今年で3回目を迎える祭りは8月10日から12日まで開かれる。
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