解説 | ハングル: 문센 ハングル発音:ムンセン 意味:文化センターの略語 解説: 文化センター(문화센터)を短くした言葉。 級友に「頭でっかち」と呼ばれていた男がいた。 頭だけでなく体格も大きかったが、今までけんかを一度もしたことのない、おとなしい男だった。 学校の成績は、なんとか中上位圏を維持していたが、家庭の事情で大学進学は早めに諦めた。 大学に進学した同級生たちは、外国文化センターで偶然、彼に会ったりした。 米国文化院、フランス文化院、日本文化院。 夜にはアルバイトをして、昼間は、外国大使館が運営する文化院に通っていたようだ。 外国文化院だけでなく、政府や地方自治体、新聞社などの資料室も彼の活動空間だった。 外国文化院で頻繁に会う外国人たちと会話をする姿も見たというから、夜は一人で語学の勉強をしたようだ。 少し恥ずかしくなっただけで顔が赤くなるような友達だったのに、照れくさい性格をどうやって克服したのだろうか。心からすごいなと思った。 同級生たちが軍隊に行き、大学を卒業した頃、彼の姿は文化院では見当たらなかった。 米国文化院で出会った米軍の招待でL.Aに行ったという噂が広がった。 文化センターは、お金がなくても文化を享受できる空間だ。 頭でっかちのように人生を変えるチャンスも得られるだろう。 一つの時代に最も流行している知識の潮流も味わえて、生活に必要な知識や人生の教訓を得ることもできる。 しかし、文化センターを訪れる人はそれほど多くない。 統計庁の調査結果を見ただけで、人々がムンセンと壁を作って生きていることを確認できる。
デパートやショッピングセンターの文化空間が、政府や地方自治体が運営する文化センターよりは、客を集めていることが分かる。 |