解説 | ハングル: 나나랜드 ハングル発音:ナナレンドゥ 意味: 自分だけの基準で自分をありのまま認めて愛する人 解説 私+私+ランド(Land)の合成語。自分だけの基準で自分をありのまま認めて愛する人、またはそのような生き方。2016年12月に公開した映画『ラ・ラ・ランド』(La La Land)から由来した新造語。 自分の基準に従って人生を生きていく若者たちを「ナナレンドー」と呼ぶこともある。 ある秋の日 ジャズミュージシャンを夢見るセバスチャンは、オーディションを受けに行くミアを応援してあげた。 いい感じだと言って、今回のチャンスをつかんだら絶対に手放すなと励ます。 2人は寒い冬に大渋滞の高速道路の高架道路の上で、すれ違うように出会った。 台本を見ながらオーディションの準備のため、交通渋滞が落ち着いたことも知らないミアにクラクションを鳴らした後ろの車のドライバーがセバスチャンだった。 運命の糸で結ばれていたのか、2人は恋人になるが、お互いの夢を追っていたため、2人の愛はどこに流れていくのか分からない。 ミアはセバスチャンに尋ねる。 「私たちは、どこにいるの?」 「グリーンピース公園…」 「私たちは、どこにいるのか聞いてるの?」 セバスチャンははっきり答えられない。「ただ流れていくようだ」と独り言のように言い放つだけだ。 『ラ・ラ・ランド』はアメリカより韓国で先に公開された。350万人を超える観覧客でミュージカルの映画にしては興行成績がとてもよかった。就職難、経済的に困難で夢さえ諦めた青年たちの心を泣かせたからだろう。 『ラ・ラ・ランド』がヒットし、新造語まで作り出したわけだ。 檀君(タングン)以来、親より貧しい初世代ではあるが、自分を守る力を身につけるために、まともな職場を持ちたいという小さな夢を大切に守りたいという願いを新造語に込めたものだ。 ところで、あれを知ってるだろうか? 自分をありのままに受け止めるナナレンドゥの生き方が尊重されて、「シークレットシューズ」や「補正下着」の販売が減ったそうだ。 |