解説 | ハングル:인스피리언스족 ハングル発音:インスピリオンスジョク 意味:家で様々な余暇活動を楽しむ人 解説: 家(indoor)+ 経験(experience)の合成語。家で様々な余暇活動を楽しむ人を意味する言葉。 フランスのパリに流れるセーヌ川に「アナトール・フランス河岸」と呼ばれる区間がある。 貧しい露天商で古い本を買って、他の古書店に分けたりした文豪アナトール・フランス(Anatole France)を思い出すための道だ。 1921年にノーベル文学賞を受賞した彼の小説を読んだことがなくても『タイスの瞑想曲』の美しいメロディーは聞いたことがあるだろう。 この瞑想曲はマスネ(Massnet)のオペラ『タイス(Thais)』に出てくる間奏曲で、クラシックの小品のようによく演奏されている。 オペラはアナトール・フランスの同名の小説を基に作られた。 アレクサンドリアの娼婦タイスと、その魂を救おうとする砂漠の修道士アタナエルの物語だ。 修道士の感化でタイスは聖なるものを求めるが、タイスの肉体的魅力におぼれた修道士は苦行でも肉欲を抑えることはできない。瞑想曲は放蕩で派手な生活に浸っていたタイスが修道士の説得に揺れる心を表現している。 インスピリオンスジョクを説明をするべきなのに、なぜこのような音楽と小説の話をするのかって? アナトール・フランスはエジプトにも砂漠にも行ったことがない状態で小説を書いた。 家の中でだ。 小説の舞台になる地図と旅行記、そして想像で欲望を抑えるためにもがく修道士の行跡を描き出した。 新型コロナウイルスで家の中に閉じ込められていても、できることは無限に広がっている。 ジム、料理研究、美容…。 想像する楽しさに夢中になったら、想像の世界から抜け出すのは容易ではないだろう。 |