解説 | ハングル:술 한잔 마셨습니다 ハングル発音:スルハンジャンマショッスンニダ 意味:失敗したことをからかう表現 解説: 「お酒を一杯飲みました」 酔中真談(酒に呼びながら本音を言う)を借りてくずれた何かをからかう表現。 「あまり良くないかもしれないが、一生懸命努力した」という言葉と相通じる。 2019年に公開された映画『自転車王オム・ボクトン』は試写会から酷評を受けた。試写会で上映された映画が最終編集本ではなかったという話まで出たほどだ。150億ウォンという少なからぬ資金が投資されたにもかかわらず、CGすら見ることができなかった。 評論家、記者、観覧客が一致団結して評点を厳しく与えると、とうとう制作費の大部分を投資会社のセルトリオンが横領し、脱税偽装用で低予算映画を作ったのではないかという疑惑まで提起された。 こんな状況で火をつけた人がいた。主人公のピ(チョン・ジフン)だ。 Rainは封切りする直前、自分のインスタグラムにポスター写真とともにコメントを載せた。 「お酒を一杯飲みました。 映画がうまくいかなくてもいいです。オム・ボクトンだけ覚えてください。最善を尽くしたし、頑張りました。私の真心が感じられることを願います」 Rainは急いでコメントを修正したが「お酒を一杯飲みました。~が微妙かもしれません」という流行語になり始めていた。 以後、映画ファンの間で「Rainの願いが全て叶った」という噂が出回った。 映画はつぶれ、オム・ボクトンは失敗した映画の代名詞になったから。 |