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[香の話 ①] 香を込める法…シャネルか、JO MALONEかという紙一重の差


  • [香の話 ①] 香を込める法…シャネルか、JO MALONEかという紙一重の差
  • < モデルのジゼル・ブンチェンを打ち出したシャネルN°5 >

最近数年間で「香」に対する大衆の関心が急激に増えている。また、香に対する消費トレンドも変化しており、関心を集めている。

先だって、国内香市場は、各種有名ブランドの香水を中心にした場合が代表的だった。しかし、最近では香自体に対する関心と自身が好む香に対する選好現象が起きている。これに、国内市場にもJO MALONE、diptyque、GALIMARDなど、伝統香水ブランドが大挙入ってきたかと思えば、自身だけのためのオーダーメード型香水を作るブランドも認知度を高めている。

このような流れに対して香研究所セントリのキム・アラセンチストは「しばらくの間、消費者は香水もやはりファッションの一部として考えていた」とし、「既存には、シャネル、プラダ、トムフォードなど、高級ファッションブランドの香水に熱狂したとすれば、最近5年間で突然、香自体を前面に押し出しているJO MALONE、diptyqueのようなニッチ(Niche)香水が流行し始めた」と伝えた。彼女は「実際に、高級ブランド香水やニッチ香水は、香水会社のマーケティング的戦略をどのように組み立てられたのかという紙一重の差の結果」とし、「高級ブランドもやはり、調香師を置いて香を作るが、トレンドによって商品価値を高めるためにどのように香を包装するのかの差」と強調した。

高級香水ブランドは先を争って、どんな俳優、モデルが該当の香水をかけるという式のマーケティングをしたりする。一方、ニッチ香水ブランドでは、英国の皇室で使われた由緒深い香、誰が使っていた香、どんな職人が認証した香など、香自体のロイヤリティーを強調する傾向が強い。

  • [香の話 ①] 香を込める法…シャネルか、JO MALONEかという紙一重の差
  • < 香自体を打ち出しているJO MALONE >

キム・アラセンチストは「高級ブランド香水が停滞している間、ニッチ香水が相変わらず強勢だ。しかし最近では、調香師がどんな芸術品、どんな自然環境などでインスピレーションを受けて作った香水、調香師と香水自体が芸術家であり、芸術という点を浮上させたアート香水が新興トレンドの隊列に入った」と述べた。

これに対し、すでに海外ではニッチ香水に続いて有名調香師の芸術的価値を浮き彫りにした多数のアート香水ブランドが席を占めた状態だ。また、国内でも小さい規模だが、韓国人調香師がどんな芸術的インスピレーションをもとに、どのようなストーリーを込めて作ったことを強調した香水ブランドが鋭く登場している。

キム・アラセンチストは「韓国のアート香水市場は今まさに開始段階だ。登場当時と比較したときに、着実に成長しているが、もちろんうまくいかない所も多い」と伝えた。彼女は「国内市場自体があまりにも香水を作って流通することが容易ではない構造だ。また、商品価値を高めるためには、ブランドパワーが重要だが、これを完全に調香師の完成、芸術的気質など、アートという属性で満たすことができないのが事実だ」とし、「まだブランドに対する信頼を高めることができる包装が必要だ」と説明した。

香に対する国内消費者の関心と認識レベルが向上するにつれ、市場も多辺化されると展望される。よって、消費者のニーズを満足させるために、どんな包装方式を選ぶのかがローカル香水ブランドの今後の展望を決定するものと見られる。
  • シックニュース_イム・ソヨン記者/写真=Youtubeキャプチャ、JO MALONEホームページ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-03 11:31:46




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