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[香の話 ②] ニッチ香水が全盛期

香水も「アート」、消費者の感性を抱いて 

  • [香の話 ②] ニッチ香水が全盛期
最近「香」に対する大衆的関心が高まり、多様な関連製品が目を引いている。これにより、調香師など、関連業界の従事者が増えており、製品の分類と形態も多様化する傾向だ。

最近数年間、調香師がどんな芸術品、どんな自然関係などのインスピレーションを受けて作った香水に関心が集められた。これは、調香師と香水自体が芸術家であり芸術だという点を浮上させたアート香水として、最近になってぐっと流行トレンドに浮かび上がった。過去にはトレンドによって香水、化粧品、ディフューザー、アロマキャンドルなどの香が画一的だった。しかし、経済的、文化的成長と共に消費傾向が高級化され、消費者も特定の香を好むよりは独特の香、自分だけのための香に熱狂し始めた。

このような流れによって、国内消費者も調香師の芸術的感性が溶け合った香水ブランドに関心を持ち、調香師という職業自体も注目されている。国内香水ブランドパルファムライパーのイ・ソンミン調香師は、「調香師といえば、よく香水を作る人だと考えるが、調香師は大きく、香水などを含めた化粧品類の香を作るパフューマー(Perfumer)と食品香を作るフレーバリスト(Flavorist)に分けられる」と説明した。

しかし、このような辞書の定義だけでは調香師を説明するには不足しているというのが彼の話だ。彼は、「私は小規模の香水専門製作会社を運営し、香水だけを作るパフューマー」とし、「断片的には、香水を作り、販売する人だが、香が人々にどんな感性を呼び起こして、どんな価値を与えるのか答えなければならない」とし、調香師の役割が広範囲になっていると明らかにした。

  • [香の話 ②] ニッチ香水が全盛期
感性消費時代に入って以降、調香師もやはり単純な香料技術者を越えて、人々の感性を理解し、香気で疎通する芸術家でありクリエーターとして位置しているのだ。

このように、国内消費者の香に対する関心と消費水準が高まるにつれ、JO MALONE、diptyqueなど、香自体にロイヤリティーを持っている海外ニッチ(Niche)香水ブランドが国内にどっと入ってきており、国内調香師も消費者の感性を刺激する特別な香を作ることに集中し始めた。

パルファムライパーもやはり特有の芸術的感性で劣悪な国内香水の流通網をくぐることに成功し、自国ブランドのうちのひとつとしてイ・ソンミン調香師は「独特なコンセプトを追及したり、材料を高級化、差別化した様々なニッチ香水があふれて消費者の好みはより一層複雑で多様化した」とし、調香師は香気を作るということのほかにも、消費者を理解する洞察力を持っていなければならないということを強調した。
  • シックニュース_イム・ソヨン記者/写真=イ・ミファ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-03 15:43:36




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