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美と権力、上流層になった「ケン整形男」の止められない整形

SBS創立特集ドキュメンタリー『美しい美』 

  • 美と権力、上流層になった「ケン整形男」の止められない整形
整形中毒は治療することができない不治の病になりがちだ。整形には、コンプレックス克服という自己合理化に持続的なアップグレードを望むことになる上方心理が加わり、止まらない繰り返し行動で帰結される。それならば、なぜ整形は大概の人に「中毒」という致命打を負わせるのか。

SBS創立特集ドキュメンタリー『美しい美』は、総3部作のうち、昨日(16日)「1部、美、権力をむさぼる」をテーマに、権力に上がる手段、権力を示す手段として美を探索した。現在社会で権力として、美は整形によって奨励されて進化してきた。この日の放送では、米国シカゴに住む整形を通じて上流層になったと主張するある男性が出てきた。

別名ケン・ソンヒョンナム(ケン整形男)と呼ばれるジャスティンは、バービー人形のボーイフレンドであるケンのようになるために、これまで140回の整形をしており、また、他の整形を控えている。漫画のキャラクターに近い不自然な顔と筋肉質のスタイル全てが整形によって作られたもので、彼はそのような自身の外見に強い自負心を表した。

放送で彼は、筋肉質のスタイルのために、自身の体に挿入したシリコンパックと手術のために自身が直接デザインした体の設計図を見せて、医師でさえもしたことがない手術を自分の考えで主導したことを強調した。彼は「6万ドルをかけて大学に行くより整形することを選んだ。整形で変わったイメージは、私を上流階級に導いた」とし、整形で上流層に進入したという事実に一寸の疑いもしなかった。

tvN『火星人ウイルス』は、整形をするたびに人生が変わると信じる「リセット女」が出てきて、整形が人生逆転の唯一の通路であることを信じる整形中毒の実状を表したことがある。整形を擁護する側は、整形で自分のコンプレックスを克服し、肯定的な思考をするようになるだけでも十分に価値のある選択だと言う。しかし、整形を通じて得た美は、成功の手段として急激に変質し始める。

彼は「完璧なことな存在しない」とし、1ヶ月後に大きな手術を控えていると述べた。存在しない完璧さのために、整形に一生を捧げる行動と、それを通じて得られたと信じる上流層の生活はずっとより高い目標値を彼に強要しているようだった。

美産業は、このように、ずっと目標値が上方される熱望によって発展してきた。したがって、社会が持続する限り、整形産業は絶えず人々の成功への欲望を刺激し、成長を続けるだろう。
  • シックニュース_ハン・スクイン記者/写真=SBS「美しい美」キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-17 11:41:23




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