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ファッション > [百想芸術大賞] ややもすれば基本にも及ばない「赤い落とし穴」
< チョン・ウヒ、ペク・ジニ、ヨム・ジョンア >
真っ赤なドレスはレッドカーペットと調和を成すことが難しいドレスコードだ。それでも女優は誘惑的な赤を放棄できず、レッドカーペットなのか、ドレスなのか見分けがつかないスタイルでワースト・ドレッサーという汚点を残す。
レッドドレスは素材とシルエットの選択が他のどのカラーよりも重要であるため、ややもすれば60年代や70年代に戻ったような、流行に遅れたスタイルになりがちだ。
去る29日の夕方に行われた第51回百想芸術大賞は、簡単ではないレッド・ドレスの実体を余すところなく見せてくれた。
ペク・ジニは、このようなレッドドレスにまつわる悪材料を避けたスタイルで視線を集めた。ボリュームを持たせずにまっすぐに流れるチューブトップのドレスがペク・ジニの白い肌と細い体つきを優雅に生かした。ここに、後ろできちんとまとめたヘアスタイルが長い首と肩の鎖骨のラインをあらわにしてドレス・ラインの優雅な雰囲気を倍にした。
ヨム・ジョンアは、チューブトップ・ドレスの基本的なシルエットは申し分がないものの、胸から腰、太ももにつながるディテールがまるで贈り物の包装のようで、チューブトップ・ドレスの落とし穴にはまったスタイルを見せた。また、ボリュームが強調されるデザインがヨム・ジョンアの過度に細い体つきの欠点を浮き彫りにして、優雅な魅力を半減した。
映画部門の女性新人演技賞を受賞するチョン・ウヒは、シンプルなラインの無難なワンショルダー・ドレスを選択した。ブラウスを着たようなレイヤードデザインのこのドレスは、まだ20代のチョン・ウヒをやや老けて見せて物足りなさを残した。また、クラシックなドレスと似合わない自然に束ねたヘアスタイルは、慣れないレッドカーペットで戸惑いを感じさせた。