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政治 > 韓国政府、義人には公務員試験で5%の加算点を与える
韓国政府は、社会正義のために体を惜しまない「義人」が公務員試験を受けたときには、5%の加算点を与えることにした。
5日、韓国政府によると、韓国の公職選抜業務の主務部処である人事革新処は最近、このような内容を盛り込んだ「公務員任用試験令部分改正令案」を立法予告した。
他人の生命や財産の被害を食い止めるために負傷した義傷者や、命を失った義死者の遺族に公務員の公開競争採用試験で一定部分のインセンティブを与えるというのが骨子だ。
加点対象となる試験は、6級以下の公開採用筆記試験だ。政府は義傷者本人に対して公務員公開採用試験の科目別得点の満点の5%に相当する点数を加算することしにた。義死者の配偶者や子供が公開採用試験を受験した場合も、5%に達する加点を与える。
人事処の関係者は、「社会正義を成し遂げようとして犠牲になった国民の公職進出をサポートするために、関連する法令を改正する」とし、「保健福祉部と義傷者・義死者の公職試験加点について合意した状態」と説明した。
今回の法令は義傷者・義死者の加点制度を盛り込んだ上位法である、国家公務員法の一部改正案が施行される来月19日に合わせて適用される見込みだ。ただし、韓国政府は過度な特恵だという是非を防ぐために、科目ごとに40%以上の得点をとった義傷者・義死者などに限り、加点を許可することにした。