2014年秋・冬シーズンに向け、今回のソウルファッションウィークは6日間で総81回の中堅若手デザイナーショーが開かれる。最初の公式ファッションショーは、トップモデルのチャン・ユンジュを前面に出した「VanHart di Albazar」紳士服だった。イタリアの超現実主義の画家ジョルジョ・デ・キリコをモチーフに、強烈な色味を非現実的な感じの非対称的に表現した衣装を披露した。
メンズウェアのトレンドは「ミリタリー」がキーワードだった。「男らしさ」を連想させるいかつい軍隊スタイルではなく、ソフトで快適なソフトミリタリールックを見せるデザイナーたちが多かった。「Key of Hope」をテーマにしたデザイナーのクォン・ムンスは、戦争を体験した人々に希望を伝えるというメッセージを服に入れた。
婦人服は構造的なシルエットが引き立つ舞台が主をなした。全世界の婦人服のトレンドである中性主義(ジェンダーレス)がラインと融合し強いイメージのルックスを見せた。ホン・ヘジンの「ザスタジオK」の今回のテーマは「Where are you from?」だった。水平線と垂直線の様々な組み合わせが織り成すストライプとチェックのパターンは、幾何学的なパターンが独創的な服だ。