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ファッション > 「猟奇的な彼女」オ・ヨンソvs「仮面の王 イ・ソン」キム・ソヒョンの韓服対決
韓服が大衆との距離を縮めているが、それには時代劇の役割が大きかった。王権をめぐる権力争いのみに焦点を当てていた以前とは異なり、スリラーやファンタジー、ロマンチックコメディなど様々なジャンルが「韓服の魅力再発見」に自然につながっている。
5月30日、端午の節句を迎えたこの日、トレンドを導くドラマの中のキャラクターが着る韓服に注目してみた。
去る25日に視聴率13.8%で水木ドラマ視聴率1位への進出を予告したMBC『君主 - 仮面の所有者』と、去る29日の初放送と同時に10%に迫る9.3%の視聴率を記録したSBS『猟奇的な彼女』は、仮面を被った世子の王位入り、王室の悩みの種 ヘミョン王女の愛を見つけるという斬新な素材でそれぞれ注目を集めている。
特に忠臣漢城府の左尹、ハン・ギュホの娘ハン・ガウン役のキム・ソヒョンとヘミョン王女役のオ・ヨンソは両班の令嬢と王女という身分はもちろん、持って生まれた品性の差が韓服にもにじみ出ている。
キム・ソヒョンはSBS『師任堂-光の日記』に出演後、韓服トレンドとして急浮上したパステルカラーと木綿素材の韓服でハン・ガウンのキャラクターに叙情的な色彩を与えた。
クリーンホワイトのチョゴリ(上着)とその上に着たペールトーンに近いパステルピンクのペジャ(袖なしの上着)、カーキ色のチマ(スカート)を合わせたコーディネートや、パステルグレーのチマにパステルピンクの襟とパステルブルーの紐、白のチョゴリとパステルネイビーのチマの綿で作られた韓服は、ハン・ガウンの現在の状況を物語るファッションコードながら、最近好まされている韓服のキーワードをすべて備えており目を引く。
これだけでなく、父が生きていた頃も絹素材でできたピンクのチマにパープルとイエローが配色されたチョゴリでカラートーンを統一した。
タンウィ(唐衣)とチマの礼服は鮮やかな赤や紫色で、金箔や刺繍を加え王女の身分であることを説明し、普段の韓服もピンクのチマに白のチョゴリ、花の刺繍が入ったスカイブルーのペジャを重ね着することで溌剌感を演出した。特にパステルブルーのペジャに、ピンク色の帯を最近流行しているリボンタイのように巻いて韓服をガーリッシュコードに変えた。
オ・ヨンソの韓服は、日常では真似できないように見えるが、祝日や結婚のための礼服購入の際、悩む時間を削減することができる。
時代劇といえば似たり寄ったりの韓服で溢れていた過去とは異なり、ストーリーやキャラクターに合わせて再解釈された韓服が登場し、街でも韓服を見る回数が増えている。このように韓服は時代劇の人気と共に日常の中にさらに深く浸透している。