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晩秋の心をドキドキ躍らせる夜景の名所

セビッソム、城・古宮、観光公社が選んだ5大夜景 

男性も女性もだまされてはいけないのは、俗にいう「チョミョンパル(照明効果)」だ。ところで、ここだけは例外。晩秋の心をドキドキ躍らせる夜景の名所、喜んでだまされなければならない最高の「チョミョンパル」ポイントだ。おっと、ひとこと。180度異なる姿にひっくり返るかも知れないので、白昼の「センオル(すっぴん)」観覧は慎んで。

◆ 8年めにオープンした、セビッソム

  • 晩秋の心をドキドキ躍らせる夜景の名所
  • < ① 着工以来8年めにソウル市民の懐に戻ってきた蚕院地区の夜景の名所「セビッソム」>

ガビッソム(ガビ島)・チェビッソム(チェビ島)・ソルビッソム(ソルビ島)の3つの島を橋で連結...写真展・正直市場など観光スポット多く。

ギネスブックに載った盤浦大橋の1140メートル「月光レインボー噴水」と合わさって、月夜の相性抜群。絶景を誇る。

ガビにチェビにソルビと、ほんとうにかわいらしい名前だ。「夜景ホットプレイス」として新たに浮上した「セビッソム」。光が消えたままでなんと8年間も放置されていた、ソウル市の漢江・潜水橋(チャムスギョ)横の3つの人工島がついに取り戻した名前だ。平日なのに駐車場もかなり混雑している。一番最初に目に入るのはガビ島。延べ面積9995平方メートル(約3000坪)のセビッソムの長兄格で、図体では一番だ。その横に総天然色で輝くのがチェビ島だ。後ろ側にレジャー施設が建設されるソルビ島も見える。3つの人工島は3つの橋でつながっている。

セビッソムの「チョミョンパル」は質が違う。紫かと思うといつの間にか青に変わって、あれよという間に薄緑に変貌する。それぞれの島にテーマもある。700人が一度に入れる大規模なコンベンションセンターやカフェはガビ島にある。パスタでかなり名を挙げた「オラ(OLA)」レストランのあるチェビ島は、週末当日では予約すらもできないほど、すでに人気を集めている。

ここの夜景ポイントは駐車場側。駐車場ラインをS字に回り、セビッソム側の一番前のラインを占領すると、輝くセビッソム3兄弟を一目でとらえることができる。観覧動線は駐車場側から眺めた方向に、左から決めていけば良い。一番最初にソルビ島。来月16日まで、漢江の過去と現在を示す「苦盡甘来(ゴヂンガムレ)、漢江の昨日と今日」写真展が開かれている。次はチェビ島。ソルビ島を背に、橋を渡るとすぐだ。一目で見ても、間違いなく鳥の巣に似ている。ここは14の社会的企業が参加している「セビッソムとともに味わう正直市場」が開かれる。意外にも宝石のようなものもある。メジャーリーガーのチュ・シンスのサインが入った野球のバットに、アジア大会新体操の妖精ソン・ヨンジェが使っていたボールやリボンやクラブも見える。パク・インビ(朴仁妃)やユ・ソヨン(柳簫然)、ペク・ギュチョンなどのゴルフスターのサインボールと帽子も販売されている。収益金の全額は「グッドウィルストア(Goodwill Store)」に送られて、慈善事業等に使われる。

セビッソムを楽しむTip=自転車で行くのがよい。地下鉄駅にある無人の自転車を活用すると良い。一時間1000ウォン。交通カードや携帯電話で簡単に決済できる。

◆ 欠かすことのできない「夜景ショー」城・古宮

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  • < ② 韓国版「モンマルトルの丘」、ソウル「酪山公園(ナクサンコンウォン)」>

城郭に沿って晩秋の気分を満喫...景福宮・昌慶宮の夜は一味違う思い出に

復元された城郭とともに、最も古風な感じの夜景を見ることができるポイントだ。

「晩秋の夜景」ショータイムだ。夜景として欠かすことのできないソンガクキル(城郭道)、ちょうどいまどきの最高の夜景ポイントは言うまでもなく酪山(ナクサン)だ。朝鮮国とともに築造されたというソウル城郭は史跡第10号。酪山では東大門と恵化門を接続する2.1キロメートルの城郭が、今は遊歩道とともに復元されている。ここの夜景が格別なのは、静かな昔日のロマンが残っているということ。城郭キルの復元を行ったわけが、酪山公園の頂上から恵化洞(ヘファドン)に下りてくる下り坂の片側に置かれた城壁は、昔のままに原型を残している。夜にはその向かい側に、ぴったり城郭の高さと背丈を合わせた小さな家々がちょっとした心の豊かさを加える。

事実、酪山の愛称はフランスの夜景スポットに数えられる「モンマルトルの丘」だ。酪山の高さは海抜125メートル。129メートルのモンマルトルの丘と高さまで似ている。

城郭キルとともに、いま必ず撮らないといけない夜景スポットは故宮(コグン)だ。いままさに景福宮(キョンボックン)と昌慶宮(チャンギョングン)の2つが、来月の3日と2日まで夜間開放する。一般に知られている景福宮の夜景ポイントは慶会楼(キョンヒル)だ。国家的な慶事があるたびに王が宴会を催した慶会楼は国宝第224号。大韓民国で最も大きな楼閣建築であるうえに、てまえに蓮池を配置すればどのような角度から撮っても「作品」になる。夜間開場タイムには秘密の観覧ポイントが別にある。勤政殿(クンヂョンヂョン)だ。重要な国の行事を行った大規模な空間であり、現存する最大の木造建築物だ。

昌慶宮は弘化門(ホンファムン)と明政殿(ミョンヂョンヂョン)、通明殿(トンミョンヂョン)、春塘池(チュンダンヂ)、大温室の圏域が「チョミョンパル」を誇る。夜のポイントは弘化門右側の壁。弘化門は昌慶宮の正門だ。他の故宮が南方向に正門を建てたことに比べ、東の方向に門を建てたのが一味違う。弘化門右側の壁から昌慶宮に向かって、下から上方向に流し撮りすればチョミョンパル(照明効果)抜群、幻想的な昌慶宮の威厳と秋の気分を一度に感じることができる。

故宮の夜景を楽しむTip=夜景ポイントの景福宮慶会楼と勤政殿、昌慶宮の弘化門右側から写真を撮るためには、平均10~15分程度の待ち時間を我慢しなければならない。満65歳以上の人や外国人は、電話予約(オークションチケット)と現場先着順で購入が可能だ。

  • 晩秋の心をドキドキ躍らせる夜景の名所
  • < ③ 来月2日まで月夜の夜景観覧が可能な景福宮。勤政殿の周りがポイント >

◆ 観光公社が選んだ5大夜景

1. 世界遺産「南漢山城」
世界遺産に指定された南漢山城(ナマンサンソン)の夜景は隠された白眉だ。真昼に山城の遺跡のあいだをめぐり、散策路がプレゼントしてくれる余裕を満喫したならば、日暮れ時には山城から眺める夜の風景が一品だ。夜景鑑賞の最高ポイントは西門の城郭の上。

2. 千年の古都・慶州(キョンヂュ)
慶州は夜景がそこはかとなく輝くロマンチックな都市だ。闇がたちこめると月城(ウォルソン)地区と大陵苑(テルンワン)地区の古墳が、月明かりと照明の下で、滑らかな曲線を表わす。瞻星台(チョムソンデ)、月浄橋(ウォルヂョンギョ)、東宮(トングン)と月池(昔の雁鴨池)が新羅の月夜のハイライト。

3. 夜間飛行、大邱アプサン
大邱のアプサン(前山)展望台に登ると、街全体が足下に繰り広がる。アプサンケーブルカーに乗れば展望台まで簡単に登れる。イーワールド83タワーも大邱市内の夜景スポットだ。列車の運行が中断されて捨てられた鉄橋を化粧直しした「 鵝陽(アヤン)汽車キル」は、川沿いの夜景を楽しめるデートコースだ。

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  • < ④ 翼が生えたらという感じがする大邱の前山(アプサン)展望台。遠く洛東江まで見える最高の眺望ポイントだ >

4. 総天然色の木浦
木浦の夜景ポイントは儒達山(ユダルサン)。儒達山のマダンバウイ(マダン岩)から眺める高下島(コハド)と木浦大橋のライトアップは一品だ。儒仙閣(ユソンガク)の夜景と「踊る海の噴水」も木浦夜景の白眉として挙げられている。

5. 文化の夜の街、大田のウヌンヂョンイ
大田の夜は昼よりも華やかだ。「ウヌンヂョンイ」文化の街は華麗な大田の夜を体験できる場所。2013年にオープンしたスカイロードでは、毎晩素晴らしい映像ショーが開かれる。エキスポ橋も一味違った夜景スポットとして挙げられている。
  • 毎日経済_シン・イクス旅行レジャー専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-24 15:45:35




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