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ロッテシネマワールドタワー店、世界最大のスクリーンなど…映画より「映画館」を消費

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  • ロッテシネマワールドタワー店、世界最大のスクリーンなど…映画より「映画館」を消費
先月15日開館した、韓国最大の映画館「ロッテシネマワールドタワー店」は、世界最大のスクリーンを設置した。

#仁川に住むキム・ドンソク氏(33)は、来る6日に封切りするクリストファー・ノーラン監督の『インターステラ―』を見るために、家から遠いソウル・蚕室(チャムシル)にあるロッテシネマワールドタワー店を予約した。近所にマルチプレックス映画館があるが、二時間かかるワールドタワー店を予約した理由は、この劇場の「スーパーフレックスG館」だ。横34m×縦13.8mの世界最大のスクリーンと、合計165個のスピーカーは、視覚と聴覚の満足感を最大化するように感じられた。キムさんは「待っていた映画だけに映画館もしっかり選びたいと思った。1億6500万ドルが投入された大作の壮大さを満喫するために劇場を慎重に選択した」と話した。

映画館を「消費」する時代が到来した。過去の観客の選択は、映画に集中していた。しかし、マルチプレックスが定着し、さまざまな映画館ができながら、観客は今、映画館について悩む。昨年、国民一人当たりの(映画館での)映画観覧回数は世界最高の4.12本だ。少なくとも4回は映画館を訪れるという話だ。映画館が文化生活の主な場所に生まれ変わり、映画館は観客を捕まえるために差別化を図っている。スクリーンのサイズについて、ギネスブック競争を繰り広げたりもし、コンサート会場が羨ましくない最先端のオーディオサウンドを設置する。映画館の競争は、「大型化」、「特化」、「豪華」の3つの方向に行われている。

一年の映画館の観客が2億人を超えたことからも分かるように、映画観覧需要は急増している。7~8月の繁忙期には劇場がいっぱいになり、映画を見ることができないという話も出ている。このため、映画館は、猫も杓子も「体格」を育てる最中だ。

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  • < 100万ウォンを超える最高級の椅子を設置したメガボックスCOEX店のブティックM >

去る15日に開館したロッテシネマワールドタワー店は規模が圧倒的だ。21スクリーンに合計4600人を収容することができる。国内最大規模だ。個別支店では、これまでの最大館(16スクリーン)を保有している江南区のCOEXメガボックスを超える。世界最大スクリーンでギネスブック認定を受けたスーパーフレックスG館、国内最大4D館(220席)など、個々の上映室の規模はアジア最大だ。

最近、劇場が最も気を使う部分は、「特化」だ。多様化した観覧形態を包容するための個性を活かした特化館競争が激しい。メガボックスは、自動車劇場専用のドライブM館、野外でキャンピングをしながら、映画を見るオープンM館を運営している。キャンピング族が増え、屋外特化館は人気を集めている。家族観覧客が興行に影響を及ぼしながら、「家族特化館」もできた。ロッテシネマワールドタワー店は、4人家族を収容し、防音がされているルームタイプのシネマ「ファミリー館」を作った。加えて、説明会やプレゼンテーションに特化された「シネビズ館」、アニメ専用「アルテアニメ館」などがある。

「豪華」競争は品格を高めるための戦いだ。CGV清潭シネシティー店は、ヒョウ柄の布でポイントを与えた座席を設置した。メガボックスは、今年からファブリックシートを人工皮革に交換している。また、ホテルのフルサービスを提供する「ブティックM館」を運営している。サービスだけでなく、外観からも高級を追求する。

ロッテシネマはワールドタワー店を大理石で作り、CGVは新村アトゥレオン店を建築家チェ・シヨン氏のインテリアで飾った。

現在国内の映画館のシェアはCGV、ロッテ(ロッテシネマ)、メガボックスの順だ。しかし、新たに改装された劇場が続々と現れ、映画館市場の構造変化が起こるのかが注目される。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者/写真提供=ロッテシネマ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-02 17:41:34




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