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カルチャー > イベント > 世界的グラフィックアーティストのニック・ウォーカーがソウルでステンシルパフォーマンス
15日午後、ソウル瑞草区ハンガラム美術館ソウル書芸博物館にてグラフィックアートの先頭走者ニック・ウォーカー(Nick Walker)のステンシルパフォーマンスが行われた。
最近、韓国国内にてヒップホップ文化の発展に合わせて多くのグラフィティアーティストが愛される傾向にある。この傾向に合わせてハンガラム美術館ではグラフィティミュージアムショー「偉大なる落書き(The Great Graffiti)」展示会の特別イベントとして、英国ブリストル出身で世界的なグラフィティアーティストであるニック・ウォーカーのステンシル公開制作を進行した。
ニック・ウォーカーは絵画的な要素に糸を結合する特有の洗練されたストリートアート作品を通じて、固定概念と偏見をユーモラスな形式で打ち倒し、大きな関心を集めてきた作家だ。最近若者の間で熱狂的な反応を引き出しているバンクシー(Banksy)とともにブリストルを飛び出し、全世界のストリートにステンシルを披露しはじめた。彼はそれまでグラフィティが持っていた生の感覚を見せるハンドプリンティングでリアルなイメージを一緒に配置しながら一層発展したグラフィティを見せてくれるという評価を受けている。
彼の作品に頻繁に登場する作家のまた別の自我である「Vandal」というブラックスーツの男を通じて、アイロニーとユーモアを適切に溶け込ませている。この日のパフォーマンスでもやはり黒い背景に黒いスーツを着た男が登場した。
この日ニック・ウォーカーは楽しくなるヒップホップ音楽を聞かせながら作業に没頭する過程を公開し、観客の注目を集めた。即席で完成した作品を観覧客たちはSNSを通じて共有し、展示をひとつの遊びのように楽しむ姿が見られた。
展示関係者はアートパフォーマンスを企画した意図について「生きた作家を展示する場合が多くはないが、同時代のアーティストの中でもトップクラスを招待し、人々に見せることに意味がある。グラフィティジャンルの中でも先駆者的なアーティストをお見せしたかった。すでに描かれた作品ではない、一番コンテンポラリーなアートをお見せしようと考えた」と明かした。
「偉大なる落書き(The Great Graffiti)」展示会は2017年2月26日まで芸術の殿堂 西洋博物館にて開催中。