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平地に沿って歩く新羅遺跡-慶州「東南山へ行く道」


新羅の仏教遺跡が残っている慶州(キョンジュ)南山。その下に造成されている新羅探訪道は3コースで構成されている。月淨橋から「南山へ行く道」を経て都堂山(トダンサン)トンネルに到達すると、「三陵へ行く道」と「東南山へ行く道」の分かれ道に立つ。今、2つの道のうち1つを選択すればいいのだが、より最近に造成された「東南山へ行く道」に方向を決めた。

  • 平地に沿って歩く新羅遺跡-慶州「東南山へ行く道」
  • < 印象が穏やかで「ハルメブチョ」とも呼ばれる南山仏谷磨崖如来坐像 >

▶ 南山と村を上り下りしながら続く道

南山登山路の入り口から左側の小道に入れば、上書荘に移動する。慶尚北道記念物第46号の上書荘は、高銀(コ・ウン)、崔致遠(チェ・チウォン)が勉強していた場所だと伝えられ、この家で王に上書を上げたということから名前が由来したという。

上書荘以降には、新羅の仏教遺跡が続く。上書荘を出て道路を沿って、里程標を見て村に入れば南山の森道が現れる。そして、竹林が生い茂った場所が出てくるのかと思いきや、その中に南山仏谷磨崖如来坐像が隠れている。「ハルメブチョ」とも呼ぶという言葉らしく印象が暖かくて穏やかな如来坐像は、自然庵を掘り出して聖櫃を作った後、彫刻した努力が伺える仏像だ。

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  • < 玉龍庵(オクリョンアム)内にある慶州南山塔谷磨崖仏像群 >

「東南山へ行く道」には、このような仏教作品がおびただしいく散らばっている。次に続く慶州南山塔谷磨崖仏像群もその1つだ。玉龍庵内に位置する仏像群は、大きな岩の4面に数十体の仏菩薩像とさまざまな彫刻を刻んでおいた。東南山へ行く道の新羅仏教踏査は菩提寺へつながる。ここで出会う仏像は、菩提寺磨崖石仏と慶州南山弥勒谷石造如来坐像だ。特に、石造如来坐像は慶州南山にある新羅時代の石仏の中で最も完璧に保存されており、価値が高い。

▶ 仏教と無関係な観光スポットも繋がっている

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  • < 慶尚北道山林環境研究院で軽い外出も楽しむことができる >

菩提寺から降りて穏やかな風景の路地をしばらく歩けば、里程標が木のデッキへ道を案内する。道路脇に続く道だが樹木に覆われていて気にならない程度だ。突然樹木園の風景が広がる理由は、近くに慶尚北道山林環境研究院があるためだ。デッキに沿ってみると、研究院の入り口を通っていくことになるため、時間の計画によってしばらく立ち寄り散歩も楽しんで見ることができる。

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  • < 松林の間に地味に構える憲康王陵 >

道に続く花郎教育院を過ぎると、新羅王が眠っているところを見る番だ。新羅第49代憲康(ホンガン)王陵と第50代定康(チョンガン)王陵が連なっている。奇妙なほどに体をねじった素敵な松の森の中に位置しているが、王陵としては規模が大きくなくみすぼらしく見えたりもする。しかし、その地味な姿が好きで両王陵が好きな人も多い。参考までに憲康王と定康王は「王様の耳はロバの耳」の物語で有名な景文王の息子だ。

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  • < 統一殿の書出池も軽く回りながら散歩を楽しめる >

2つの王陵を見学し、森を出ると統一殿を経て出会う書出池が見物だ。新羅炤知王の時、ネズミとカラスが王を助けて悪巧みを阻止したという説話が残っている場所は、蓮の花がいっぱいに咲き、夏は特に良いところだが、周辺の風景と一緒に池を一周する散歩をするのにも良い。

▶ 東南山へ行く道を完走するは旅行者次第

  • 平地に沿って歩く新羅遺跡-慶州「東南山へ行く道」
  • < 向かい合っている南山洞東西三層石塔の姿 >

書出池を過ぎると道が狭くなり、韓屋村に入る。韓屋村の中では仏国寺の釈迦塔と多宝塔のような、フォルムが異なる2つの塔が向かい合っている南山洞東西三層石塔を見ることができ、道の終着点に達して、念仏寺址三層石塔を見ることができる。

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  • < 書出池を後にして韓屋村を歩いて終着点である念仏寺址に向かう >

念仏寺址までが現在までに開かれた東南山へ行く道の終わりだ。道の終点に公共交通機関がないのが弱点だ。バスを利用するためには、統一殿まで歩いて帰るしかない。したがって、東南山へ行く道を歩く時には、書出池で状況を判断して道を完走するかどうかを決定しなければならない。
  • MKスタイル イ・ジンウク記者 / 写真=月刊旅行スケッチ
  • 入力 2016-12-21 13:24:35