やはり村上春樹…韓国でも新刊の予約販売、「関心は史上最大」


春樹は力が強かった。来る12日に出版される村上春樹(68)の新刊長編小説『騎士団長殺し』(文学トンネ)は予約販売から非常な反応を得ている。2010年の『IQ84』以来7年ぶりに出ただけに、国内のファンたちの関心がこれまで以上に熱い作品だ。

『騎士団長殺し』1・2巻の予約販売が始まったのは先月30日だ。出版社の文学トンネは初版5万セットを準備したが、予約販売開始と同時に飛ぶように売れている。

日本では2月24日の発売当時、三日目で47万8000部が売れすぐさまベストセラーになった。

3日、教保文庫とイエス24そしてアラジンによると『騎士団長殺し』は先月30日から今月2日までの三日間、各書店ごとに2000~2500冊ほどが予約販売された。教保文庫で巻別に2600冊、イエス24で2500冊、アラジンでは2000冊が売れた。1・2巻合わせて約1万4000冊がすでに売れたわけだ。

外国の小説が予約販売三日目にこれほど関心を集めたのは異例のことだ。イエス24の関係者は、「春樹の力はすごいといえばすごい。外国の小説が短期間にこれほど予約販売されるのは、近年に見られなかったことだ」とした。アラジンの関係者も「あまりにも話題の本なので、週末の販売量は圧倒的」だとした。

『騎士団長殺し』は1部『顕れるイデア』と2部『遷ろうメタファー』の二冊になった小説だ。妻から突然別れの通報を受けたある肖像画家が不思議な事件に巻き込まれながら、心の傷を克服する旅を盛り込んでいる。これまでの前作とは異なり南京大虐殺など過去の歴史に関連する内容も含まれており、日本国内でひとしきり議論が起きた。

夫人と離婚話をした後、自宅を離れて友達の父親である老画家のアトリエを借りて暮らすことになった36歳の肖像画家。彼はアトリエの軒下で「騎士団長殺し」という題の日本画を発見する。このアトリエの裏側の雑木林には小さな祠と石垣が積まれた墓地があるが、この墓地を暴いたところ謎の石室が現れる。

その石室の中には奇異な鈴が滴奉納されており、主人公はこの石室と鈴を取り出したことでイデアを目撃する。以後は奇妙なことが相次いで、主人公はその事件に巻き込まれる。

出版社の文学トンネを含めて主要書店は春樹の新作プロモーションに乗り出した。文学トンネは抽選で著者直筆のサイン本30部を贈呈するなど春樹シンドロームを造成している。インターネット教保文庫は村上春樹キーリングを、イエス24は春樹木製ペンケースを、アラジンは春樹グラスを謝恩品として打ち出した。
  • 毎日経済 キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-07-03 17:02:22