おぢさんグルメ…西帰浦「テド食堂」のフグ料理「キムチボックク」


私は済州島の東に住む入植者のアジョシ(おぢさん)だ。済州島に移り住んで5年になるが、済州に関しては何も知らない。しかし観光客グルメと原住民グルメ程度は区別することができる。旅行者はいつも「原住民グルメ」情報を望んでいるが、実際に推薦したときの反応は「どおってことないね」だけだ。だから尋ねるなと言ったはずだが…。

私は済州の東側に住んでいるが最近はすべてに気乗りがせず、しょっちゅう離れたい気持ちがして、週末ごとに反対側の西帰浦に行って数日遊んできたりする。そこでもやはり原住民グルメを見つけては通ったりするが、最近は目を見張る店がいくつかあってご案内申し上げようかと思う。このところ西帰浦はホテル料金がすごく安く、それにイ・ヒョリやユン食堂などのメディアの余波に支えられて旅行者が押し寄せている。

▲ 気絶寸前の「キムチボックク」テド食堂

  • テド食堂



朝にこの店に行った。迎え酒に惹かれる雰囲気だったが、最近に酒を絶った私はただ呆然と座って「キムチボックク」を待っていた。この時、一人の男が入ってき「ワッスダ(来たよ)」と言うがはやいか、店の給仕がおかずと漢拏山の白い「ノヂ焼酎」の瓶をまずテーブルにのせる。 「ノヂ焼酎」とは焼酎を冷蔵庫に保管しないで室温で保管することをいう。最近は冬なのでノヂ焼酎も冷たい方だが、なにかのひょうしに原住民にひっかかって真夏に露地焼酎を飲むことになったなら、その日は死んだと同然の苦痛を受けることになる。しかし原住民にノヂ焼酎は日常となった。

  • テド食堂



この店は名目上はポク(フグ)屋だが、実際に一番売れるメニューは「キムチボックク」だ。両手鍋に大根ともやしとキムチを入れて味付けをした後、その上にせりとやわらかなフグの身をのせてぐつぐつと煮て食べる料理だ。好みに応じてフグだけをまず食べて野菜を引き上げて食べたりもするが、ほとんどの人はもやしやセリ、キムチとフグ一度につかみ、たれをたっぷりつけて食べることを楽しむ。東海岸で取れるミルボク(トラフグ)を使用するが、ミルボクは漁獲量が多くて国内産のみが流通しており、他の種類のフグに比べて皮がおいしくて肉質がもっちりしていることが特徴だ。

  • 「キムチボックク」



「キムチボックク」(1万3000ウォン)であまりにも有名な店だが、ボッククの基本である「ポンメウンタン(辛いふぐの鍋料理)」(1万3000ウォン)、「ポクチリ(ふぐちり)」(1万3000ウォン)、「そばボックク」(1万3000ウォン)、「ポクスユク(フグのスユク)」(5万2000ウォン)、「ポクティギム(フグ揚げ)」(5万2000ウォン)、「ポクチム(フグ蒸し)」(5万2000ウォン)なども味わうことができる。朝9時30分に店を開けて、午後3時には閉める。

*済州島西帰浦市ソルドンサン路 22番ギル18(西帰洞)
*時間09:30~15:00、日曜休業

文と写真=イ・ヨングン(旅行作家)
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  • 入力 2018-02-14 14:25:22