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おぢさんグルメ②…西帰浦「チョンドンヘジャングク」と「VOLS CAFE」


▶ チュクミボックム/チョンドンヘジャングク

  • おぢさんグルメ②…西帰浦「チョンドンヘジャングク」と「VOLS CAFE」
  • チョンドンヘジャングク店のチュクミボックム



ヘジャングクの代表メニューはやはり「ソンジヘジャングク」だ。この店のメインメニューもソンジヘジャングク。ぶつぶつと切ったソンジ(牛の血)といっしょに新鮮な野菜を煮込んだだけだが、三口ほど食べただけでもほかほかする。しかしこの店に行けば、ほとんどの客はメインメニューに「チュクミボックム」(イイダコ炒め/1万6000ウォン)と「スンドゥブチゲ」、またはヘジャングク一緒に食べる。悩んだ末にチュクミボックムとスンドゥブを食べた。チュクミボックムは「辛い味の不毛地」済州では唯一と言えるほど辛くておいしかった。この店はとうぜん高級な辛さだった。材料がいいという意味だ。このほかのメニューには、ヤンソンジヘジャングク、コンナムルヘジャングク(もやし入り)、ファンテヘジャングクなどが6000〜7000ウォンの価格で、テジコギボックム(豚肉の炒め物)は1万8000ウォンで提供される。

位置は西帰浦市日走西路775 (中文洞)
時間は06:00〜20:30(15:00〜17:00休憩時間)
毎月10日、20日、30日が定休日

▶ 世界に一つだけのネングクス/スモルグクス

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この店の話を聞いてから2年のあいだ行くことができず、最近になって行ってきた。スモルグクスは、自宅で漬けた醤油とだし汁を煎じて作ったソース、そして野菜や肉の煮込みを添えたネングクス(冷麺)で、この家の真正なシグニチャーメニューだ。食べてみるとなぜ冷たい麺が冬においしいか知ることになる。こくのあって冷たいスープがチュンミョン(中麺)といっしょにのどに滑り込むときの喜びは、知っている人だけが知っている。スモルグクスは7000ウォンだが、これにスモークサーモンを添えれば1万2000ウォンになる。名付けて「スモルスペシャルグクス」というべきか。ピビングクス(7000ウォン)もスモークサーモンが入るとスペシャルになって価格も1万2000ウォンだ。このほかにテンジャンシレギグクス、テンジャンシレギクッパ(それぞれ7000ウォン)、カムジャムルマンドゥ(6000ウォン)などがある。

位置は西帰浦市日走東路 9057(ソホ洞)
時間10:00〜20:00(16:00〜17:00休憩時間)
月曜日休業

▶ みかん倉庫の変身/VOLS CAFE

西帰浦ワールドカップ競技場から中文に脚を進めてみると、みかん畑とみかん倉庫とおぼしきセメントの建物に「パン」という大きな文字の看板が見える。 「VOLS CAFE」だ。まるで麻浦区上水洞のAnthraciteのようだが、窓の外のみかん畑や杉の防風林、そしてヴィンテージの雰囲気が独特で、圧倒的な光景を提供する新名物カフェだ。

2階の工場で直接作るパンドール、クロワッサン、オニオンブレッド、ボールズバゲットなどのパンメニューとエスプレッソ、アメリカーノ、カフェラテ、バニララテ、グリーンティーカフェラテ、アインシュペノ(ウィーン)などのコーヒー類が3500〜6500ウォン、チョコ、グリーンティー、アールグレイなどの紅茶類は4500〜5500ウォンで提供している。この店は雰囲気も良く、パンの味もコーヒーの味も良いが、やはり最大の利点は風景。訪問客のほとんどが食べることも後回しで、写真を撮るところに余念のない姿だ。椅子とテーブルはインダストリアルコンセプトで設置したことから、お尻の肉付きのぐあいによっては長時間座っていられないことがあります。

位置は西帰浦市日走西路626 1階(フェス洞)
時間10:00〜19:00

文と写真=イ・ヨングン(旅行作家)
  • 毎日経済 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-16 14:25:22




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