トップ > カルチャー > カルチャー > 今韓国は李舜臣シンドローム、大統領も観覧した映画「ミョンリャン(鳴梁)」

今韓国は李舜臣シンドローム、大統領も観覧した映画「ミョンリャン(鳴梁)」

李舜臣のリーダーシップ 5大キーワード、カリスマに対する渇望 

  • 今韓国は李舜臣シンドローム、大統領も観覧した映画「ミョンリャン(鳴梁)」
大韓民国の夏が「李舜臣シンドローム」に包まれた。朴槿恵大統領も観覧した映画「ミョンリャン(鳴梁)」は封切り10日めで800万観客を越え、1000万観客に向かって疾走中だ。出版界でもキム・フンの『刀の歌』をはじめとする、関連書籍が羽が生えたように売れている。

今なぜ李舜臣(イ・スンシン)なのだろうか。ふだんは映画館に行かない40・50代の男性たちでさえも映画館に引き込んだ力は、「救国の英雄」が見せる強固なリーダーシップだ。「将たる者の義理は忠を追わなければならず、忠は民に向かわなくてはならない」という映画の中の李舜臣の一喝に観客は戦慄した。

今日、韓国が処している現実は壬辰倭乱当時の朝鮮と大きく変わらない。極右化している日本との葛藤、沈滞した経済、セウォル号をはじめとして連日続く事件・事故...。国民は深刻な危機意識を共有し、強力なリーダーシップを渇望している。とは言え、約420年前の李舜臣のリーダーシップは違った。恐怖に震える兵士たちの心を落ち着かせる力があった。12隻の船で330隻を構えた敵に対抗しながらも、鋼鉄のような自信で大勝を導いた。

読書の力で「切り札」亀甲船を誕生させ、敵の戦力を緻密に把握し、遠距離砲撃戦を選んだことで戦争の形勢を覆した。順天郷大学李舜臣研究所のイム・ウォンビン所長は、「危機が深化しつつ、リーダーに対する不信は高まっている。義理と原則を守りつつ、困難を突破した李舜臣のリーダーシップが、出口を見つけられずに漂流している私たちの社会に回答を与えると期待されている」と語った。
  • 毎日経済_キム・スルギ記者/イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-08 15:34:48




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア