トップ > エンタメ > K-POP > ヒョナ印のTriple H、Trouble Makerとは違う遺伝子

ヒョナ印のTriple H、Trouble Makerとは違う遺伝子


  • ヒョナ印のTriple H、Trouble Makerとは違う遺伝子
歌手ヒョナが新しいプロジェクトユニットとなるTriple Hで歌謡界にカムバックを控えている。4minuteのヒョナでも、ソロのヒョナでも、既存プロジェクトユニットTrouble Makerでもない新しい姿でのカムバックという点から結成そのものに注目が集まった。

中でもチャン・ヒョンスンと呼吸を合わせて歌謡界にセンセーションを巻き起こしたTrouble Makerではなく、新人グループPENTAGONのフイとイドンと共にする新しいユニットの誕生にファンはもちろん業界の関心も高まった。当代歌謡界の「セクシークイーン」として君臨したTrouble Makerに対する郷愁が今も残っている中で新たに「ヒョナと子どもたち」が誕生しただけに、本格的にベールを脱ぐ前から比較の対象となっている。

まだTriple Hが準備した切り札が世に出される前であるため、Trouble Makerとの同一線上の比較は難しいことは事実。これまで分かっている情報だけを見れば、Trouble Makerがスタイリッシュなダンスジャンルにセクシーな混声パフォーマンスで強烈な印象を与えた一方、Triple Hは90年代を風靡したファンキーディスコレトロジャンルを2017年式に再解釈したという、音楽的な面で差別化される。

しかし現時点まで分かっている二つのチームの決定的な差はプロジェクトを解いていく「方式」の違いだ。

  • ヒョナ印のTriple H、Trouble Makerとは違う遺伝子
2011年12月ヒョナとチャン・ヒョンスンの組み合わせでデビューしたTrouble Makerはデビューアルバム『Trouble Maker』と2年後に打ち出した二枚目のアルバム『Chemistry』を通じて『Trouble Maker』、『明日はない』などのヒット曲を残した。

まるで二十歳になったばかりの「覇王色(ペワンセク)」ヒョナの成人式のような、破格それ以上の破格で総武装したTrouble Makerは大衆の爆発的な関心を受け「歴代級混声デュオ」として当代歌謡界に一線を引いた。

当時彼らはよくある広報方式のインタビューやショーケースなどの露出もなく、ただティーザー写真と映像、ステージを通じてのみ疎通した。正式デビューを控えて順次公開されたヒョナとチャン・ヒョンスンの破格的なイメージカットと短い映像が事前露出のすべてだった。方法論の面ではまさに「ティーザー」の典型に従ったものだ。

一方、Triple Hはデビューアルバム発売を10日ほど残した時点から『Triple H興信所』という自主リアリティ番組を通じてプロジェクト成就から曲作り全般の過程をすべて露出する。この中でヒョナは以前にはなかった多くの「言葉」を溢れさせ、デビュー10年を迎えるプロとしての一面を遺憾なく見せた。

悩殺的な表情と動きですべてを話していたTrouble Maker当時のヒョナと比較すれば、同一人物かと思うほどにリアルな素顔を見せている。

こうした対照的な広報方式は最終的にTrouble MakerとTriple Hのコンセプト差に起因する。冷たくもミステリーな雰囲気を全面に打ち出したTrouble Makerとは違い、「よく遊んでいる子どもたち」のイメージのTriple Hはまずその「遺伝子」が違う。

  • ヒョナ印のTriple H、Trouble Makerとは違う遺伝子
歌謡関係者は「Trouble Makerは企画段階からミステリーな雰囲気を全面に打ち出したチームだ。メジャー歌謡界にて注目される混声デュオがいなかった当時、パフォーマンスデュオとして破格的なキスパフォーマンスなどでインパクトを与えた。アイドルのメンバーから作られたユニットではあったが、アイドルの範疇で見るには難しく、破格的な雰囲気を与えて神秘主義戦略を使った点もある。舞台で見せることが多いだけに、舞台パフォーマンスとイメージに集中した面が大きい」とし「彼らのコンセプトやイメージを考慮したとき、もし大衆にフレンドリーに近づいていたらむしろ難しくなっていただろう」と分析した。

Trouble Maker最後の活動から数年間でチームの中心として活躍するヒョナの力量が増加したという点もTriple Hとの差をもたらした。関係者は「Trouble Makerのときにもパフォーマンス表現などの側面では(ヒョナが)アイデアを多くだしたが、全般的なプロジェクトそのものは所属事務所が企画した部分が大きかった。一方で今回のTriple Hではヒョナが事実上プロデュース全般を手がけただけに、プロジェクト参加度そのものに大きな差がある」と耳打ちした。

関係者は「Trouble Maker時代に比べ、現在は相対的にリアリティ番組が活性化されたが、ヒョナが大衆にはまだ耳慣れない新人のフイとイドンとともにTriple Hを率いていく過程を見せることでチームを広報する側面があることは事実」だと付け加えた。

Triple Hの最初のミニアルバムは5月1日正午に各種オンライン音源サイトを通じて公開される。

  • ヒョナ印のTriple H、Trouble Makerとは違う遺伝子
  • スタートゥデイ パク・セヨン記者 / 写真=CUBEエンターテイメント、スタートゥデイDB
  • 入力 2017-04-20 07:50:05




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア