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「放送不可」が活動コンセプト?不可解で愉快なデュオNORAZO

◆ City Life 第473号…STAR TAP ④/⑤ 

  • 「放送不可」が活動コンセプト?不可解で愉快なデュオNORAZO
不可解さと愉快さで鉄壁武装した男性デュオNORAZO(ノラジョ)の新曲ミュージックビデオが放送不可判定を受けた。けれど反応はむしろより熱い。公開2週にしてYoutube再生回数200万回を記録するほどだ。放送不可は一般的に「子供が見るにはきわどい」扇情的な作品につけられるレッテルだが、彼らの新曲『君は運命だ』は煽情性の代わりに突飛さと不可解さだけが溢れている。

目からレーザーが出て、脇からは脇毛が一瞬にして育ち、肛門からはロトボールが次々と出てくるなどだ。これを見てはいけないのか?という考えが浮かぶほどで、愉快痛快爽快でさえある。けれど「予想していた通り」に放送不可判定を受けた。「本映像は科学的根拠がありません」というメッセージを入れろという放送局側の要求を拒んだ理由だ。食傷した要求に勇敢な諦めで立ち向かったのだが、結果は悪くないと彼らは話す。

デビュー10周年を迎えた彼らほどに「自分の好きなように」音楽をしてきたチームが他にあるだろうか。NORAZOは「白髪が生えてもいつでもホットな音楽をしたい」と咆哮する猟奇的デュオ。ともすれば「放送不可」を活動コンセプトに掴んだように勇敢なデュオだ。
  • Citylife第473号(15.04.14付)
  • 入力 2015-04-08 11:06:04




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