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コ・ス、「他人のことに欲を出さず、嫉妬もしない」マイペースな冒険者


  • コ・ス、「他人のことに欲を出さず、嫉妬もしない」マイペースな冒険者
朝鮮時代に王室の服を管理する機関、尚衣院。ここで30年間追うの服を作ったチョ・ドルソク(ハン・ソッキュ扮)は賎民出身であるにも関わらず生まれ持った誠実さと身を削る努力によって尚衣院最高の座である御寝匠まで上り詰めた。

そこに6ヶ月後には両班(ヤンバン)に身分を上昇させる。そんな彼の前に宮殿の外の市場通りで妓生たちの服を作ってやっていたゴンジン(コ・ス扮)が登場する。能天気な笑顔、大雑把な行動とは違って服を作る芸が天才的だ。どんな服であろうと、その人を際立たせるように作ってやるため、王妃と王さえもドルソクの代わりにゴンジンを訪ねはじめる。

24日公開される『尚衣院』(イ・ウォンソク監督)は努力派ドルソクと天才肌ゴンジンの熾烈な競争を描いた。抑圧が広まった朝鮮時代、韓服の中に自由を追求した天才ゴンジン役を俳優コ・スが演じた。悪意というものを探すことの出来ない澄んだ瞳とすべてのことを受け止めるような明るい笑顔が魅力的な彼は久しぶりに自分とぴったり合った服を着た。

最近、ソウルのカフェにて出会ったコ・スは「真正な競争は自分と戦うことだと思います。ゴンジンの自由奔放さに魅了されました」と話した。

ゴンジンの一挙手一投足を観察し、焦るドルソクとは違ってゴンジンは競争心が無く、政務感覚もない。王であろうと妓生であろうと自分が作った服を着て輝くことが出来るのであれば、彼は法や規律を気にしない。『スターたち』が溢れる芸能界にて16年目を耐え抜く秘訣でもあるようだ。「演技はとても上手い人たちが多いではないですか。他人のことに欲を出さず、嫉妬もしません。上手い人は認めて私もしっかりやらないとと考えます。自ら不足したことは埋めようとします。」

登山が好きだという彼は「この道をどれだけ多くの人が行き来しただろうか」と考えて感嘆することが多い中で、時代劇が与える魅力も同じだとした。「時間を越えて共感する。同じ空間(韓国)で過去の人々たちも熾烈に生きていたことでしょう。現在の私たちと連結する橋が時代劇だと思います。」

1988年にデビューした彼は整った外見で注目を受けた。『典型的な主人公用の顔』という評だった。実際の姿も純情だ。カードゲームをしても失ってこそ気持ちが楽だと、親しい後輩たちの願いを断ることが出来ない。もどかしい部分も多い。どのような本を読んでいても、詰まる部分があれば理解出来るまでページを超えない。「納得するまで一人でずっと観察し、考えるタイプです。周辺ではたくさん笑います。とても真剣だって。」

空想が好きで他人の言葉を最大限共感しようとする傾向は演技の助けとなった。カメラの前では財閥にもなり、乞食にもなり、天才にもならないといけない。

彼は「日々自由でありたい。俳優となって以降、守らねばならないものが増えましたが、カメラの前では自由でいられるので一番楽です」と話す。自由は彼の人生の糸口のようだ。彼の趣味は旅行であり、彼がやってみたいジャンルは旅行を扱ったロードムービーだと言う。「何か新しいことが起きるようではないですか」と話すコ・スの俳優としての今後の旅程が楽しみだ。
  • イ・ソンヒ記者
  • 入力 2014-12-22 16:58:35




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