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エンタメ > スターニュース > 防弾少年団、またしても「グラミー賞」の壁を乗り越えられず
防弾少年団 スタートゥデイDB
「グラミー賞」の壁は依然として高かった。防弾少年団が昨年に続き今年も「グラミー賞」にノミネートされ韓国歌手初受賞という歴史を刻む準備をしたが目標達成には至らなかった。昨年「ビルボード・ミュージック・アワード(BBMA)」で4冠に輝いたのに続き「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」の大賞に当たる「今年のアーティスト(Artist Of The Year)」を受賞しながら「グラミー賞」で米国の3大大衆音楽授賞式を席巻するという期待が高かったが、「グラモフォン(「グラミー賞」のトロフィー)」を手にすることは防弾少年団にとっても、もう一つの課題として残ることになった。
防弾少年団は3日(現地時間)、米国ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開かれた「第64回グラミー賞」で昨年発表した「Butter」で「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス(Best Pop Duo / Group Performance)」にノミネートされたが受賞を逃した。
防弾少年団を抜いてトロフィーを手にしたのはドージャ・キャットとSZAの「Kiss Me More」だった。
防弾少年団の「グラミー賞」が2年連続で不発に終わったことで様々な解釈が出ている。「グラミー賞」は大衆性より音楽性を重視する授賞式で、チャートの成績や大衆的な人気を基準にする他の授賞式とは差別化されている。こうした特性が「Butter」が音楽的に完璧ではないという評価につながったという解釈が出ている。「Butter」は作曲家のセバスチャン・ガルシアがオランダ出身ミュージシャンのルカ・ドボネアにも同じ音源の使用を許可して二重販売が問題となった。
イム・ジンモ大衆音楽評論家は「「グラミー賞」が防弾少年団を受賞者として指名するほど音楽的に完璧だと評価しなかったかもしれない」とし「防弾少年団が音楽的かつ芸術的側面にもっと力点を置けばいい」と評価した。
受賞できなかったにも関わらず3年連続「グラミー賞」のパフォーマーアーティスト(公演者)としてステージに上がった防弾少年団に対し世界中のARMY(ファン)の応援が続いた。防弾少年団は、この日スパイというコンセプトで濃い黒色のスーツを着て登場し華やかなステージを披露した。ステージの導入部に防弾少年団のメンバーのVが客席に座ったオリヴィア・ロドリゴを誘惑するようなサプライズパフォーマンスを披露し、さらに会場を盛り上げた。
ブルーノ・マーズと韓国系アメリカ人のアンダーソン・パックが属するシルク・ソニックは「Leave The Door Open」で「年間最優秀楽曲」と「年間最優秀レコード」など本賞に当たる4部門のうち2部門で威力を発揮した。昨年、デビューして旋風を巻き起こした新鋭のオリヴィア・ロドリゴは7部門にノミネートされ「最優秀新人賞」と「最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)」、「最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム」の3部門を受賞した。「年間最優秀アルバム(Album Of The Year)」は「WE ARE」のジャズミュージシャンのジョン・バティステが手にした。彼は今回、5冠王に輝いた。